
激戦地となっているバフムート(ロイター)
ウクライナの元ボクシングユース王者が、ロシア軍との戦闘で死亡した。
英国メディア「サン」によると、ユース時代にウクライナ王者に輝いたオレクサンドル・オニシチェンコ(30)が、バフムート近くでの戦闘により、帰らぬ人となった。
オニシチェンコの葬儀の様子は、テレビでも放送されたという。ボクシングを指導したドミトロ・ドゥブロフ氏は「彼は私の最高の生徒の一人だった。彼は私にとって息子のような存在。彼が9歳の時から指導していた。私たちは非常に困難なボクシングの道を歩んできたが、彼は多くのことを達成した。彼はシュミー地方で最高のボクサーの1人であり、ウクライナの若手選手として2度のチャンピオンになった」と故人をしのんだ。
ウクライナのボクシング連盟も声明で「ロシアの敵からウクライナの祖国を守るために死んだ。オレクサンドルの家族に心からの哀悼の意を表します。わが国の自由と独立のために命をささげたすべての人々に永遠の思い出を」と追悼の言葉を発表した。
ウクライナボクシング界に悲しみが広がっている。
東スポWEB