【研究結果で見る】恋やセックスで女性ホルモンが増えるって本当?賢い女性ホルモンとの付き合い方

【研究結果で見る】恋やセックスで女性ホルモンが増えるって本当?賢い女性ホルモンとの付き合い方

  • ヨガジャーナルオンライン
  • 更新日:2023/01/25
No image

AdobeStock

恋をすると女性ホルモンが増えてきれいになる! 性行為で女性ホルモンが増える! そんなイメージをもっていませんか? 更年期症状は女性ホルモンの急激な低下が大きな要因になりますが、もし女性ホルモンが増やせる方法があって、症状が改善できるのであれば嬉しいですよね。とはいえ、本当に恋や恋愛や性行為で女性ホルモンが増えるのか、研究結果とともに見ていきましょう。

恋や性行為で女性ホルモン濃度が変化するかを調査した結果は?

講座でこのような質問を受けました。

「恋愛や性行為をすると女性ホルモンが増えるって聞いたんですけれども、本当ですか」(48歳・女性)

皆さんのなかにも「恋をすると女性ホルモンが増えてきれいになる」「好きな人と肌を触れあうことで女性ホルモンが出る」といったイメージを持っている方がいるかもしれません。

No image

AdobeStock

実は、恋愛や性行為と女性ホルモンの関係はアメリカで研究結果が報告されています。*

*出典:Ankita Prasad, et al.Sexual activity, endogenous reproductive hormones and ovulation in premenopausal women, Hormones and Behavior, Vol 66(2), 2014, pp. 330-338.

アメリカ国立衛生研究所と研究グループが、18歳から44歳の女性259人を対象に行った調査です。朝、採血をして血液中の女性ホルモンの濃度を計測するとともに、性行為の有無を調査しました。その結果によると、研究中に性的に活発であった女性は、性的に活発でなかった女性と比較して、エストロゲン濃度が高かったのです。これは、性行為によって女性ホルモンの濃度が上昇したというわけではありません。

女性ホルモンの濃度が高いときに、性行為の頻度が増えたという結果になっています。一方、今回ご質問をいただいたように、恋や性行為によって女性ホルモン濃度が上がるかどうかについても、調査結果があります。答えは「年代に関わらず、性行為によって女性ホルモン濃度は変化しない」でした。恋をして、また、肌の触れあいで女性ホルモン濃度が上がるなんて、少し夢がある話かもしれませんが、現実はそんなに甘くはなかった、というわけです。

更年期にも体調を整えてキレイでいるためにできること

調査結果の内容に少しがっかりされた方もいるかもしれません。しかし、更年期であっても体調を整えて“キレイ”でいるためにすぐに始められることはいろいろあります。何よりも、基本的な生活習慣で体を整えていくことです。まずは運動する習慣をもつこと。体を動かすと、更年期症状が和らぐこともわかっています。

新年の新しい取り組みとして、気軽に始められるウォーキングを痩せやすいタイミングに行うのはどうでしょうか?おすすめは、朝食前のウォーキングです。朝起きたら水分を1杯分とり、ストレッチをして体を慣らしてからウォーキングをします。すると、代謝もあがり、自分の体についている脂肪も燃焼され、その後の食事の食べすぎも防げます。さらに、1日を明るい気持ちでスタートできます。ただし、糖尿病などで血糖値が下がりすぎる危険がある方は、まずはかかりつけ医に相談して指示をあおぐようにしてくださいね。

No image

AdobeStock

家のなかで簡単にできる「お尻歩き」もおすすめです。

やり方

①床に脚を伸ばして座る。脚を伸ばすのがつらい場合は、少し膝を曲げてもOK。

②両手を腰に当てて、“足踏み”するようにその場で“尻踏み”する。右のお尻を上げる、下げる、左のお尻を上げる、下げる、を繰り返す。お尻を上げるときは、骨盤と肋骨の間の脇腹の筋肉を縮める、下げるときは伸ばすことを意識する。

③両手を腰から離して、ウォーキングするときのように前後に振りながら“尻踏み”をする。

④次に、お尻で歩く。お尻を左右に上げ下げしながらそのまま前進。8歩進んだら、後ろお尻歩きで8歩戻る。5セット繰り返す。

⑤5セット繰り返したら、ストレッチを。足の裏どうしをくっつけて、股関節周りが伸びるのを感じるところまで体を前にゆっくり倒す。

No image

食事・睡眠はキレイでいるために欠かせない

そして、食事です。私たちは食べたものでつくられていますから、バランスのとれた食事をとることは、とても大切です。また、更年期太り対策としておすすめの食べ方のコツは、よく噛んで食べること。時間をかけて食べることで満腹中枢が刺激されるのをきちんと感じられること、内臓脂肪の燃焼が促されることなど、メリットがいっぱいです。ぜひ試してみてください。さらに生活習慣のなかでも「睡眠」も重要なポイントです。睡眠には、脳や体を休ませる、疲労を回復させる、生活習慣病の予防、肥満を防ぐ、肌を整えるなど、非常に多くの働きがあることがわかっています。

No image

AdobeStock

健康、キレイなど、どの場合も生活習慣の改善に勝る薬はありません。特に、更年期は海外では“the change of life” とも呼ばれる人生の転機。まずはできることから取り入れて、更年期以降続く人生、より美しく健康にを目指しましょう。

永田京子

NPO法人 ちぇぶら代表理事、更年期トータルケアインストラクター1,000名を超える女性たちの調査や医師の協力を経て “更年期対策メソッド”を研究・開発・普及。口コミで広まり、企業や医療機関など国内や海外で講演を行い述べ3万人以上が受講。2018年カナダで開催の国際更年期学会で発表。著書「女40代の体にミラクルが起こる!ちぇぶら体操(三笠書房)」、「はじめまして更年期♡(青春出版社)」。

永田京子

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加