馬場咲希は今季国内ツアー初戦でブラックシリーズのトラスを投入（撮影：佐々木啓）
かつてはウッドカンパニーといわれていたテーラーメイドだが、最近はウッド以外のカテゴリーでも安定した人気がある。特にパター部門においてはトラスシリーズの大ヒット以降、常に高いシェアを誇っており、今週のランキングでもトップ5のうち、3モデルをテーラーメイドのパターが占めた。その人気についてヴィクトリアゴルフ宇都宮細谷店の鈴木博志さんは、次のように話す。
馬場咲希が使うテーラーメイド『ブラックトラス』パター【写真】
「最近のテーラーメイドのパターは、かつてのオデッセイのような存在になりつつあります。『TPコレクション ハイドロブラスト』シリーズがロングセラーになっているだけでなく、『スパイダー』シリーズも好調です」
今週のランキングでは「TPコレクション ハイドロブラスト」シリーズが2位で、ブラック仕上げの「スパイダーGT X」が3位、「TPコレクション ブラック」が4位に入っている。新しく発売されたブラックシリーズの評判について話を聞くと、
「ブラックシリーズはどちらかといえば若い世代のゴルファーに需要があります。ウェアに合わせやすかったり、キャディバッグに入れたときの雰囲気がカッコイイみたいです。逆に年配のゴルファーになると黒いパターはアドレスしたときの違和感があるようで、シルバー系のパターを選択する傾向があります」という。
女子ツアーではアマチュアの馬場咲希が今季国内ツアー初戦でブラックシリーズのトラス（TPコレクション ブラックジュノ1.5 トラス）を投入。女子ツアーの使用者が増えれば、今年は“ブラックトラス旋風”の可能性もあるだろう。
■パター売り上げランキングトップ3
1位 オデッセイ ホワイトホットOGシリーズ
2位 テーラーメイド TPコレクション ハイドロブラスト
3位 テーラーメイド スパイダーGT X
※データ提供：矢野経済研究所
※集計期間：2023年3月6日〜3月12日
