テーマは「ネオ商店街」各コーナーに「店主」配置 生き残りをかける地場スーパーの新戦略とは?

テーマは「ネオ商店街」各コーナーに「店主」配置 生き残りをかける地場スーパーの新戦略とは?

  • BSSニュース
  • 更新日:2023/05/26
No image

テーマは「ネオ商店街」です。
島根県松江市東出雲町にあるショッピングセンターの一部が、24日、リニューアルオープンしました。
大型店との競争も激化する中、地場のスーパーが打ち出した新たな戦略とは?

【写真を見る】テーマは「ネオ商店街」各コーナーに「店主」配置 生き残りをかける地場スーパーの新戦略とは?

記者 木谷茂樹
「こちら一見、スーパーマーケットの様なんですが、白銀屋商店街とあります。商店街?一体どうゆうことなんでしょう」

松江市東出雲町にあるショッピングセンター「アイパルテ」。
24日、リニューアルオープンしたスーパー部分の入口には「白銀屋商店街」の文字。さらに、野菜売り場は「山陰だんだん農園」、鮮魚売り場は「みんなの魚屋さん」など、店名のような看板が並びます。

アイパルテ 高橋光夫専務理事
「各生鮮コーナーは『店主』がおります」

生鮮コーナーを中心に、6つの部門をそれぞれ1つの商店とし、責任者ではなく「店主」を配置しました。
仕入れから陳列のやり方まで、店主が主体的に行います。

こうした取り組みをする背景には、地場スーパーが置かれた現状があります。

アイパルテ 高橋光夫専務理事
「(周辺には)大手、ディスカウント、地元のチェーン店、たくさんの良い店があるが、地元ならではのローカルな店をしたいと思ってリニューアルした」

周辺には、大型のディスカウントストアが進出。
生き残りをかけ、地元店の強みを最大限に引き出そうと「ネオ商店街」というコンセプトを打ち出しました。

記者 木谷茂樹
「こちら精肉コーナー改め、店名はFUKUFUKUMEET。一頭買いされた島根和牛をはじめ、豚、鶏の精肉全て国産なんですね」

FUKUFUKUMEET 福頼直樹店主
「客も国産肉ということで来店して、安心安全と言ってもらえている。(店主となって)リニューアルする前より気持ちが入ってます」

また鮮魚店では、その日仕入れた魚の種類によって、炙りや塩じめした刺身が並びます。酒店では、地酒や洋酒など約1500種類の銘柄を揃えました。
まさに店主の腕の見せ所です。

安来市からの買い物客
「総菜の手作りコロッケとかすごくおいしいですし、お餅とかここにしか置いていないシイタケもある」

厳しい競争にさらされる地場スーパー。独自色を出すアイパルテの戦略に注目です。

アイパルテ 高橋光夫専務理事
「安さではなくて便利で美味しいものをこだわっていきたい。店主に声かけていただいて要望をどんどんあげてもらうと、それが他所とのちがいなので。出来るだけ要望に応えていきたいとお思います」

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加