【独自】日鉄君津を家宅捜索 基準値超えシアン流出疑い 水質汚濁防止法違反容疑で千葉海保

【独自】日鉄君津を家宅捜索 基準値超えシアン流出疑い 水質汚濁防止法違反容疑で千葉海保

  • 千葉日報オンライン
  • 更新日:2023/01/25
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日本製鉄東日本製鉄所君津地区(君津市)から有害物質シアンが流出した問題で、千葉海上保安部が水質汚濁防止法違反の疑いで、同製鉄所を家宅捜索していたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。昨年6月に発覚した問題は、刑事事件に発展する見通しとなった。

捜査関係者によると、日鉄側は法定基準値を上回るシアンを東京湾に排出した疑いが持たれている。千葉海保は24、25日に同製鉄所を家宅捜索した。関係者からも事情を聴いたとみられる。別の捜査関係者は「魚が死に周辺の環境に影響を及ぼしている可能性があり、再発防止のためにも全容を解明する必要がある」と話した。

一連の問題は昨年6月、製鉄所周辺の水路と小糸川で、魚の死がいが浮いているのを見つけた住民の119番通報で判明した。

県などによると、製鉄所内のタンクの破損により「脱硫液」が漏出し、脱硫液に含まれるアンモニアなどが魚が死んだ主な理由とみられる。その後の調査でシアンが検出された。7月にも東京湾に面した排水口からシアンが検出された。人への健康被害は確認されていない。

同製鉄所が過去に基準値を超えるシアンを確認したのに、県に報告しなかった事案が59件あったことも判明している。同製鉄所は家宅捜索を受けたことについて「コメントは差し控える」としている。

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