インターネット広告の代理店と仕事をする際、どのような頻度・形式で、会議及び打ち合わせをしている会社が多いのだろうか?
SO Technologiesはこのほど、インターネット広告を広告代理店に委託している広告主548人を対象に、「インターネット広告代理店との会議・打ち合わせに関する調査」を実施し、その結果を発表した。

広告主の出社状況は週1回以上が計87.6%。フルリモート方針の企業はわずか0.9%
広告主である回答者の現在の出社状況を聞いたところ、多い順に「ほぼ毎日」が33.9%、「週3回以上」が35.6%、「週1回以上」が18.1%となった。週1回以上出社している広告主は87.6%となり、「出社することはない(フルリモート)」は0%だった。
一方、回答者の所属する企業としての出社方針では、「原則、毎日出社」が32.8%、「週に2度以上の出社が必須」が38.5%、「週に1度は出社が必須」が17.0%と、計88.3%が週1回以上の出社を求めていることもわかった。


広告代理店との会議頻度は32.3%が「週3回以上」。69.4%がオンライン会議中心も、3割の広告主が対面を増やしたいと回答
広告業務を委託している広告代理店との会議・打ち合わせの頻度を聞いたところ、「週3回以上」が32.3%、「週1回以上」が25.5%、「ほぼ毎日」が17.0%となった。会議の実施環境は「すべてオンライン」が20.8%、「両方実施しておりオンラインが多い」が48.6%と約7割がオンライン中心であると回答した。


広告代理店との対面コミュニケーションを増やしたいと思うかの質問に対しては「このままでよい、適切」が66.0%、「増やしたい」が31.9%となった。
この結果は現在の会議の実施環境によって差があり、「すべてオンライン」で会議を実施している広告主の「(対面の頻度を)増やしたい」との回答はわずか1割程度となっている一方で、「両方実施しておりオンラインが多い」「ほぼ半分」「対面が多い」で会議を実施している広告主の3~4割が、対面の頻度を増やしたいと回答している。


対面での会議を実施したい理由は「ディスカッションが活発になりやすい」「些細な質問・相談がしやすい」「信頼関係が構築しやすい」
広告代理店と、定期的に対面(オフライン)での会議や打ち合わせを実施したい理由について聞いたところ、「ディスカッションが活発になりやすい」が57.5%、「些細な質問・相談がしやすい」が42.3%、「信頼関係が構築しやすい」が39.3%、「機密情報を共有しやすい」39.1%と続いた。

対面実施が望ましい議題上位は「進捗報告・広告結果レビュー」「広告主からの相談・質問」「補填などによる謝罪・説明」
広告代理店との会議や打ち合わせの内容別に、オンラインと対面(オフライン)のどちらでの実施が望ましいかを聞いたところ、「対面」「できれば対面」がよいとする回答は、「進捗の報告・広告結果レビュー」で60.6%、以下、「広告主からの相談・質問」が53.6%、「補填などによる謝罪・説明」が49.5%と続いた。

※SOT調べ
<調査概要>
調査対象:自社商品・サービスのインターネット広告を広告代理店に委託している企業の経営者・事業およびマーケティング責任者、現場の担当者
調査期間:2023年6月27日~6月28日
有効回答数:548人
調査方法:株式会社ジャストシステム「ファストアスク」によるインターネットアンケート
調査主体:SO Technologies株式会社
※調査対象の「広告主」は、株式会社ジャストシステム「ファストアスク」の登録モニターに対する事前のスクリーニング調査により抽出されている。対象は、広告代理店にインターネット広告出稿を行っている事業会社等に所属する人であり、博報堂DYグループおよびソウルドアウトグループの広告主を指すものではない。
※集計時に小数点2位以下を四捨五入しているため、総計が100.0%とならない場合がある。
構成/こじへい