今年の冬は積極的に活用しよう!コロナ禍であらためて見直される「手袋」の価値

今年の冬は積極的に活用しよう!コロナ禍であらためて見直される「手袋」の価値

  • @DIME
  • 更新日:2020/11/20
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今年の冬は手袋をはめよう!

小市民である筆者がそう主張するまでもなく、普段から手袋を着用する人が増えている。その理由は新型コロナウイルスの影響だろう。「極力物体に触れたくない」という風潮は、鈍感な筆者でも強く感じている。

ただ、せっかくだから安物の手袋ではなく「それなりに奮発したもの」を買ってみたい。決して豊かな身分ではないけれど、そこは背伸びをして周囲から「そんな高いものをはめてるの!?」と言われるような手袋を探す。これから筆を進めるこの記事が、成金趣味におちいらない「本物を身に着ける暮らし」を考察する材料になれば幸いである。

1万6000円で手袋を買ったぞ!

静岡県静岡市は、全国的に見ても温暖な地域として知られている。

が、それでも冬は寒い。雪が降らないだけまだ恵まれているのかもしれないが、真冬の朝方は霜が降りる。11月を迎えた今ですら、夜は分厚い毛布にくるまっている状態だ。

これが、何かしらのきっかけで外出するとなると……ああ、こりゃダメだ。いい加減、新しい手袋を買わないと。

というわけで、今回はこの手袋を購入してみた。

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イタリアGloves社の製品で、お値段は税抜1万6000円也。筆者は金持ちの子息というわけではないから、手袋に1万円は大した背伸びである。ちなみに、メーカー公式サイトでは75ユーロ(約9150円)で販売されている。

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Gloves社の創業は1899年。日本では明治32年だ。この年に森永製菓の前身に当たる森永西洋菓子製造所が創業している。

ラムレザーを使った高級手袋の老舗メーカーとして知られるGloves社は、日本でも人気が高い。とはいえ、金満ではない筆者にとっては今の今までまったく縁のなかったメーカーだ。高鳴る胸を押さえながら手袋を買ったのはいいが、ああ、何だかはめるのがもったいない気が……。

しかし、自分で試してみることもせず「この製品はいいものだ」などと書くことはできない。ここは皺だらけになるまで、この手袋を使い込んでみよう。

タッチパネルに対応の高級手袋

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さて、Gloves社のこの手袋は上述の通りラムレザー、すなわち羊革である。

これが恐ろしく柔らかく、伸びやすい。筆者が購入したものは当初「少しサイズが小さいかな」とも思ったが、ほんの数日でその懸念はなくなった。革が伸び、己の手の大きさにピッタリ張りつくようになったのだ。

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裏はカシミア地になっているから、防寒性も確保される。

筆者にとっては、これが人生初のカシミア。

噂には聞いていたが、カシミアってこんな肌触りだったのか……。少なくとも、化学繊維のそれとはまったく次元が違う。人間の皮膚にフィットする自然な感触だ。

そして、この手袋はスマホ対応である。すなわち、装着したままタッチパネルを押せるということだ。

だがこの機能は、スマホ操作よりもセルフガソリンスタンドで大活躍する点だと筆者は考察する。もちろん、実際にやってみた。手袋をはめたままセルフスタンドのタッチパネルを押せるのは非常にありがたい!

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今までは安い豚革の手袋を使っていた筆者だが、もう二度と固くてゴワゴワした安い豚革には戻らないと決心した。羊革のあの柔軟具合を表現できない筆者の文章力が、心底情けなく感じるほどだ。

日常で使うものだからこそ

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Gloves社の製品を使ってみてわかったのは、意外と実用的ということだ。

どうも筆者の頭には「高級品=慎重に使うべきもの」というイメージがこびりついていたのだが、この検証をきっかけに「実は高級品ほどガンガン使い倒せるものなのでは」と思うようになってきた。

今さらそのように悟ること自体、1984年生まれの筆者がデフレ時代に毒されていた証明なのかもしれない。

日常的に使用するものだからこそ、それに相応しい機能と耐久力が必要だ。すると残るのは、職人の技術が詰まった技巧的な製品だけになっていく。無論、そのような製品の売価は安くない。

ラムレザーの柔らかさ、カシミアの肌触り、緻密かつ丈夫な裁縫。付加価値は明確な機能として必ず表れる。

手袋とは、皮膚になじむからこその手袋なのだということを筆者は初めて知ることができた。多少無理をして、奮発して買ったものだからこそ、その製品の品質をじっくり味わうことができる。
「モノの価値」とは機能もしくは品質であり、それは付加価値と同義であることを最後に強調したい。

【参考】
Gloves

取材・文/澤田真一

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