富良野抽選勝ち 準決勝進出引いた杉本塁は涙

富良野抽選勝ち 準決勝進出引いた杉本塁は涙

  • 日刊スポーツ
  • 更新日:2020/10/16
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富良野対帯広柏葉 抽選を任された富良野SO杉本(奥)は準決勝進出を決めたことを報告してチームメートと歓喜する(撮影・浅水友輝)

<全国高校ラグビー北北海道大会:富良野21-21帯広柏葉>◇1回戦◇15日◇帯広の森球技場 ※抽選で富良野が準決勝進出

富良野SO杉本塁(3年)はチームメートに告げた。「僕ができることは全てした」。地元・帯広柏葉との一戦は60分で決着がつかなかった。抽選に臨んだゲーム主将は、大会事務局での運命の抽選を終え、仲間に準決勝進出を報告すると地面に泣き崩れた。

前回出場の18年以来2年ぶりの4強。7点を追う後半26分にトライに成功。ゴールも決め土壇場で同点に追い付いた。運命は杉本が臨む抽選へ。じゃんけん後の予備抽選で先に引くことが決まり「右手はケガをしていて不吉だから」と左手で。「次戦参加権あり」の紙を引き当て「ほっとした」。

安堵(あんど)には理由がある。自ら引き当てた準決勝の舞台に杉本は立てない。16、17日には税務職員の国家試験を控えており、この日の試合後に札幌に向かう。チームは17人中3人が助っ人。「少人数だけど結束力はある」。野球少年だった自分がラグビーにのめり込んだチームへ最大限の恩返しができた。抽選後、チームメートから次々に抱きつかれた。勝利の余韻を胸に旅立つ。西へ向かう電車で。

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