ミドルハイで3万円台、独自機能が楽しい「moto g8 plus」はスマホ購入の選択肢に加えたい

ミドルハイで3万円台、独自機能が楽しい「moto g8 plus」はスマホ購入の選択肢に加えたい

  • ASCII.jp
  • 更新日:2020/06/13
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今回はモトローラ・モビリティ・ジャパンが3月に発売したSIMフリースマホ「moto g8 plus」をレビューします。「g8」の名前が付く機種は他に「moto g8」「moto g8 power」(どちらも5月4日発売)がありますが、g8 plusはこの2機種に先駆けて発売された機種です。

モトローラ公式ストアでの価格は3万8800円(税込、以下同)。カラーは「コズミックブルー」と「ポイズンベリー」の2種類。MVNOでは、BIGLOBEモバイル(3万8808円)やIIJmio(3万8280円)、OCNモバイル(3万3000円)などがそれぞれ取り扱っています。

それでは1週間ほど使ったうえでの使用感をレポートします。

存在感のあるボディー ディスプレーは標準的な性能

本体は持ってみると見た目以上にがっしりしています。幅は約75mm、厚さも約9mmあるので、ポケットに入れてもなかなかの存在感があります。今回借りることができたのは「コズミックブルー」。深みのある鮮やかな青が印象的です。

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サイズは約75×158×9mm、重量は約188g

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背面は光の当たり具合で表情を変える

背面のメインカメラは本体から突き出す形。机に置いたときに傷ついてしまわないか心配な場合は、付属のケースを装着することをオススメします。ケースのぶんだけ横幅や厚みが増しますが、持ちにくくなったと感じるほどではありませんでした。

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ケースを付ければ、ボディーは平面になる

細かいポイントですが、電源ボタンは表面がギザギザに加工されています。利便性が良い……というわけではなかったのですが、個人的には(些細なことですが)好みでした。音量ボタンが電源ボタンと同じサイドにあるのも操作しやすかったポイントです。

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本体右側に電源ボタン。わかりづらいが、表面が凹凸に加工されている

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左側にSIMカードスロット。DSDVに対応する

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上部には3.5mmイヤホンジャック

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下部にUSB Type-Cポート

ディスプレーにはIPS液晶を採用。サイズは6.3型、解像度はフルHD+(2280×1080ドット)。画面上部の中央にしずく型のノッチを搭載し、左右よりも上下のベゼルがやや太くなっています。サウンド面としては、Dolby Audioに対応。上下にスピーカーを搭載するため、横向き時に音の左右差を気にすることなく動画や音楽を楽しめます。

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iPhone 11(左)と比較

ワイヤレスイヤホンをペアリングすると、このような画面が表示。コンテンツや好みに合わせて設定を変更できるようです。

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独自機能の「Motoアクション」 細かなカスタマイズがおもしろい

モトローラのスマホは、他のAndroidにはない独自機能を搭載しています。筆者自身モトローラのスマホに触れるのは今回が初めて。すでにご存知の方もいるかと思いますが、楽しく使えたので、機能をいくつか紹介します。

まずは、手を近づけるだけで画面が点灯し時刻や通知を確認できる「ピークディスプレイ」。さらに通知のアイコンを長押しすると、ロック解除せずにGmailやSlackのメッセージ内容が見られます。感知精度はなかなか高く、不意に近くに物を置いただけでもパッと画面が付きます。横からそっと近づいても画面が点灯しました。

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画面下部のアイコンを長押しすると内容を確認できる

また、カメラやライトをすばやく起動できるジェスチャー操作も便利。moto g8 plusを持って手首を2回ひねるとカメラを起動できます。スリープ状態でも起動できますが、他機種の同じような機能と比べると、やや時間がかかるかなという印象です。フラッシュは2回振り下ろすと起動できます。どちらの機能も何かの拍子に意図せず起動してしまうのではないかと心配でしたが、意識してこれらの動きをしないと起動しないようです。

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手首を2回ひねってカメラを起動する「クイックキャプチャー」

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2回振り下ろすとフラッシュが点灯する「簡易ライト」

初期設定のホーム画面には、ホームボタンや戻るボタンなどが表示されていますが、これもAndroid 9以降のようなナビゲーションバーにカスタマイズできます。ただし、1点異なるのが「戻る」の操作。moto g8 plusではChromeなどを開いても戻るボタンは表示されず、下部のバーを左に短くフリックして戻る操作をします。ちなみにタップすればホーム画面へ、右になぞるとアプリを切り替えられ、中央までドラッグするとアプリの使用履歴画面が開きます。

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初期設定ではこのような並び

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ジェスチャー主体の操作にも切り替え可能。なお画面を斜め下にドラッグすると縮小表示する機能も搭載

他には、電話を持ち上げて着信音を消去したり、画面を下向きに置いてマナーモードに切り替えたりできる機能も。これらの機能は初期搭載されている「Moto」アプリからカスタマイズできます。

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着信音を消したり、マナーモードをオンにしたりする機能も

カメラは3眼構成 実際に近い自然な仕上がりに

メインカメラは、4800万画素(メイン、F/1.7)+500万画素(深度センサー、F/2.2)+1600万画素(動画、広角117度)の3眼にレーザーオートフォーカスを加えた構成。ポートレートモードや夜間撮影に適した「ナイトビジョン」などを搭載しています。撮影の感触としては、シーンを選ばず明るくきれいに撮影できました。夜景は昨今の状況からじゅうぶんに試せなかったのですが、肉眼でみた色味をそのままに表現できていると感じます。写真の仕上がりに関しては以下の作例をご覧ください。

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通常で撮影

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最大の8倍ズーム

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食事もおいしそうに撮れる

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鮮やかに色が出ている

ポートレートモードはぼけ具合を調節可能。ふんわりとやさしい雰囲気に仕上がります。また広角撮影は、縦画面での動画モードのみ適用できます。自然な色合いで撮れるだけに写真撮影でも利用したかったところですが、独自技術によるブレの少ないダイナミックな映像が撮れるでしょう。

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ぼけ具合は全体的にやさしめ

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シャッター横のアイコンで切り替え可能。117度の広角で撮影できる

フロントカメラは2500万画素(F2.0)。メインカメラと同様ポートレートモードが使えます。

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室内でもしっかり明るく撮れた。顔の周囲は若干ぼかしがかかりきってない箇所も

バッテリーは4000mAh 動作も快適で不満なし

OSはAndroid 9 Pie。CPUにはミドルレンジ上位相当のSnapdragon 665を採用。メモリーは4GB、ストレージは64GB(microSDカード対応で最大512GB)となっています。バッテリーは4000mAhですが、容量以上に減りが遅い印象です。また18Wの充電アダプター「TurboPower」が同梱し、高速充電が可能です。

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同梱のTurboPower

その他、防水防塵性能、ワンセグ/フルセグ、おサイフケータイは非対応(NFCには対応)。生体機能は指紋認証に対応しており、すばやくロック解除できます。顔認証にも対応しますが、指紋認証やパスワード、PINなどに比べて安全性は劣るようなので、指紋認証を常用するほうが安心でしょう。

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背面の届きやすいところに指紋センサー。モトローラの「M」とある

【まとめ】ミドルハイ相当で3万円台は良い選択肢だが 「moto g8」「moto g8 power」との比較が大事

今回使ってみて魅力に感じたのは、moto g8 plusの独自機能です。モトローラユーザーにはおなじみなのでしょうが、カメラ起動や通知確認など、自分の使いやすいようにTIPS的なカスタマイズができるのは、特別感といいますか他のスマホとは違う1台という感覚を味わえました。

スペック面を見ても、動作はサクサク快適でしたし、バッテリー持ちも不満なく使えました。ゲームや動画をヘビーに楽しむユーザーには物足りないかもしれませんが、スマホの基本機能を使いこなしたい人には申し分ない機種ではないでしょうか。だからこそ、写真の広角撮影やおサイフケータイに対応していないのがやや惜しいなと感じます。

また、「moto g8 power」は4眼カメラと5000mAhの電池容量を持ちながら、moto g8 plusよりも6000円安い3万2800円。「moto g8」はカメラやディスプレーのスペックで劣りますが、さらに安い2万5800円となっています。購入を検討する際は、3機種を比較して自分に必要な機能や性能を見極める必要があるでしょう。

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モトローラ

友納一樹 編集●ASCII

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