
福島テレビ
福島市中心部の飲食店の中には、水道管の凍結で臨時休業という店もあった。
またSNSでは、「水は出るけどお湯が出ない」「お湯が出ない、お風呂どうしよう」といった悲鳴が相次いで聞かれた。
クラシアン 本間さん:「なぜお湯が出ないのか?水とお湯は別の配管で、お湯の配管が凍っている…ではどうやったらお湯がでるのか?ぬるま湯をかけるか、ホームセンターで売っている電熱線を巻くなどして溶けるのを待つしかない。それでも難しければ業者を呼んでください」ということだ。
配管が剥き出しになっていれば自分でもできるかもしれないが、隠れていると難しいので、その場合は業者を呼んだ方が良い。
今シーズン、新潟県で雪による死者は、11人にのぼっている。
このうち5人は、屋根からの転落や雪に埋もれているのが見つかったなどの事故だった。そして、80代の男性2人は側溝や川に転落して亡くなっている。
なぜ、水路や側溝に転落して亡くなってしまうのか。
雪害に詳しい長岡技術科学大学の上村教授は「水に濡れるとすぐに低体温になり、手がかじかみ自力で上がろうとしても力が入らなくなるため。体温がもたなくなり意識を失ってしまう」とのことだ。
また、上村教授によるとは水深10センチほどの『こんなところでも!?』と思う側溝や水路でも過去には事故が発生した例もあるということだ。
落ちてしまったら、とにかく早い時間に助けないと助からない危険な雪害の一つだ。こうした危険もあるので雪かきはなるべく2人以上で行ってほしい。
また4人の方は、除雪中に疾患を発症して亡くなっている。理由はいわゆる「ヒートショック」だ。
雪かきの時も注意が必要だ。
暖かい部屋から急に寒い場所に出て雪かきをすることで心臓への負担が増し心疾患などに繋がる危険がある。
上村教授は、特に高齢者に多く、対策としては、準備運動など体を温めてから雪かきをするよう呼びかけている。