
フランス代表での活躍にも期待がかかるテュラム photo/Getty Images
インテルではセンターフォワードとしての適性を証明している
フランス代表の最前線では今も大ベテランのオリヴィエ・ジルーが継続的に招集されているが、今季ここまで評価を上げているのはインテルに移籍したFWマルクス・テュラムだ。
テュラムは昨年のワールドカップ・カタール大会の準優勝メンバーでもあるが、昨年の段階では主力になりきれていなかった。
しかし、今夏に移籍したインテルで才能が覚醒。パリ・サンジェルマンに移籍したFWランダル・コロ・ムアニがやや適応に苦戦していることを考えると、EURO2024へセンターフォワード争いはテュラムが一歩リードと言っていいのではないか。
仏『Telefoot』によると、テュラムもインテルで少しずつ変わってきたと感じているようで、このペースを維持できれば激戦区のフランス代表で最前線1番手が見えてくる。
「僕はハードワークを続けているし、インテルという重要なクラブで毎週大きな試合を経験しているからね。もちろん以前とは違う選手になっている。デシャン監督はゴール前でのチャンスを仕留める選手を求めている。セリエAでも9番の選手には決定的であることが求められているからね」
テュラムはセンターフォワードを本職としてきた選手ではなかったが、インテルではラウタロ・マルティネスとのコンビも機能している。他のFWと連携を取れることも確認済みで、EURO2024制覇を目指すフランス代表にとっては大きな戦力だ。