バンダイナムコグループ、「第2回ガンダムカンファレンス」開催国内、海外活動、「動くガンダム」やガンプラを使った教育プログラム

バンダイナムコグループ、「第2回ガンダムカンファレンス」開催国内、海外活動、「動くガンダム」やガンプラを使った教育プログラム

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  • 更新日:2021/09/15

9月15日 発表

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バンダイナムコグループはオンラインにて、「第2回ガンダムカンファレンス」開催した。「ガンダムカンファレンス」は、バンダイナムコグループによる「ガンダム戦略強化」を行なっている。この取り組みは各事業部ごとではなく、「ガンダム」を主語として、国内、海外へコンテンツ提供にとどまらない話題創造、さらには「ガンダム」をテーマにし、環境問題や教育問題へもアプローチしていくという、多方面にわたるプロジェクトである。

第2回目である今回は、前回で提示した世界への働きかけや、教育、技術関連の取り組み、さらには様々な新しい取り組みが紹介された。本稿ではカンファレンスの内容を紹介していきたい。なお今回の発表の中で話題性の大きい「福岡に実物大νガンダムを設置する」と、「新たなガンダムの放映」に関しては別稿で紹介している。こちらも参照して欲しい。

本プロジェクトの大きな目的は「ガンダム」を誰もが知っている社会的アイコンまで成長させること。この目的にゴールはなく、様々なプロジェクトを持続的に進めていくことが求められる。今回のカンファレンスでは、そういったガンダムをより幅広く認知してもらうための様々なプランが紹介された。

このプロジェクトの大きな柱である「動く実物大ガンダム」は、バンダイナムコグループだけではない様々な企業や自治体の協力が不可欠だった。バンダイナムコグループはこういった協力団体を「G-PARTNER」と認定、今後も様々なプロジェクトで協力していく。

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グループのガンダム事業統括者であるチーフガンダムオフィサー藤原孝史氏

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グループでのガンダム事業の売り上げは2025年には、1,500億に成長する見通しだ

世界規模での話題創出戦略

「日本のコンテンツとしてガンダムを世界的にアピール」を目的とした戦略では10月よりドバイで行なわれる「2020年ドバイ国際博覧会」。ガンダムはこの日本館で"PRアンバサダー"を務める。

また、三井ショッピングパーク ららぽーと福岡に新たな実物大立像として「RX-93ffν ガンダム」を建造、加えてガンダムの世界を体感できる新スポット「ガンダムパーク福岡」が登場する。こちらも海外の観光客などにガンダムをアピールしていく。

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【世界規模での話題創出】

2020年ドバイ国際博覧会で、ガンダムはPRアンバサダーとなった

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三井ショッピングパーク ららぽーと福岡に新たな実物大立像として「RX-93ffν ガンダム」を建造

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福岡に新たな拠点「ガンダムパーク」が生まれる

国内活性化戦略

ガンダムの国内活性化戦略には「ガンダムマンホールプロジェクト」がある。8月1日より小田原市にてガンダムが描かれたマンホールや階段アートを設置。この動きは北海道や栃木県などにも展開していく。

もう1つの目玉が名古屋PARCOで12月24日から行なわれる「ガンダムワールド2021 コントラスト」では、「機動戦士ガンダム」と「機動戦士ガンダムSEED」の展示を行なうことで両作品の違いもアピールするという。

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【国内活性化戦略】

小田原市にガンダムマンホールを設置。北海道、栃木、神奈川とも協議を進めている

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名古屋パルコで開催される「ガンダムワールド2021 コントラスト」

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ガンプラユーザーの少ないところなどにも力を入れていく

様々なターゲットに向けたコンテンツ提供

もちろん新コンテンツの提供も行なわれる。最大の目玉はTVアニメーション最新作、「機動戦士 ガンダム 水星の魔女」が2022 年に放送開始。さらに新作映画「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」も2022年に公開予定。

そしてかねてより予告されていた「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント」と、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の世界観がゲームで楽しめるスマートフォン向けアプリケーション「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズG」も2022年春にスタート予定。

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大きな目玉となる新作「機動戦士 ガンダム 水星の魔女」

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新作映画「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」も2022年に公開予定

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「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズG」も2022年春にスタート予定

ガンダム×教育 「ガンダムエデュケーショナルプログラム」がスタート!

今回の発表の大きな目玉と言えるのが、ガンダムを"教材"にしようというプログラムである。1つは「ガンダムファクトリー横浜エデュケーショナルサポート」。18mの"実物大動くガンダム"を目の前に、制作に携わってきた研究者や技術者、スタッフから、このプロジェクトがいかに実現したか、バックボーンとなる技術は何か、動く仕組みなどを学ぶ。横浜市教育委員会事務局と連携し、小学校や中学校の生徒を対象としていくという。

もう1つが「ガンプラアカデミア」。ガンプラを教材にプラモデルの楽しさや、プラモデル生産の商業活動などを学んでいく。9月より、全国の小学校に案内し、10月より実施していくとのことだ。

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【ガンダムエデュケーショナルプログラム】

18mの"実物大動くガンダム"の背景を学ぶ「ガンダムファクトリー横浜エデュケーショナルサポート」

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ガンプラを教材とした「ガンプラアカデミア」

このほか4月から展開している「ガンダムリサイクル作戦」のフィナーレが11月予定。ガンダムを題材に人口問題・地球環境問題などの多様な社会課題に対応するための新しい発想や技術を募集する「ガンダムオープンイノベーション」も継続している。これらも注目である。

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「ガンダムリサイクル作戦」のフィナーレが11月予定

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新しい発想や技術を募集する「ガンダムオープンイノベーション」も継続

「ガンダム」はガンプラやアニメだけではない。かつて「鉄腕アトム」や「鉄人28号」に憧れた世代の人たちが現在のロボット工学を牽引しているように、「機動戦士ガンダム」はロボットだけでなく、宇宙での生活、人口問題、人と人の関係性や、「人はわかり合えるのか」と言ったテーマなど、様々な疑問を投げかけてくれた。

今や我々は18mの動くガンダムを見ることができる。また政治問題や人口問題、環境問題などもガンダムを通じて語れるような濃い人たちがいて、「ガンダムに関われるならば積極的に協力したい」という大人達も多い。

それだけでなく、エコへの取り組みや、教育への活用に「ガンダム」を使おうという、新しい発想をできるようになった。もちろんそれはバンダイナムコグループの積極的な働きかけがあってこそだが、彼らの企業活動を支えているのは、他ならぬガンダムファンなのだ。

今や世界的な認知度も高まり、コンテンツや世界観の厚みとしても他の作品を超えるIPとして成長した「ガンダム」の展開は、今後も見守っていきたい。

©創通・サンライズ

勝田哲也

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