※本記事の家具・コーディネートなどの画像を確認したい場合は、Hello Interiorホームページにてご確認ください。
花壇や寄せ植えをおしゃれに仕上げたいときに欠かせないのはスイートアリッサムです。小さな花が密集して咲くスイートアリッサム、一見地味に思うかも知れませんが名脇役、ときに主役としても活躍できる有能な素材です。スイートアリッサムの庭での様々な使い方を知っていて損はありません。
今回はスイートアリッサムの特徴とガーデニングのポイントを説明したうえ、地植えや鉢植えの場合のおしゃれな仕上げ方について解説します。世界の素敵な庭の実例もたっぷりご覧ください。
スイートアリッサムを取り入れたおしゃれなガーデンを実現する方法
スイートアリッサムの特徴とガーデニングのポイント
ごく小さな花が密集して咲くスイートアリッサムは、多年草・一年草です。白のイメージが強いかも知れませんが、ピンクや紫、アプリコットなどの花色もあります。苗は冬から早春にかけて出回ります。2~6月、9~12月ごろが花の見ごろです。スイートアリッサムの花からはかすかにはちみつのような甘い香りがします。
草丈は品種にもよりますが10~30センチ程度。地面をカバーするように横に広がり、花壇や鉢の縁からこぼれおちるように育ちます。スイートアリッサムはそんな草姿を生かすようにアレンジするのがポイントです。
地植えでも鉢植えでも!スイートアリッサムでおしゃれなガーデンを実現する方法スイートアリッサム×地植えの場合
スイートアリッサムを花壇で使用するなら、縁に植えるのが定番です。植栽エリアの縁ぞいに列植すれば、もこもこした白やピンクの線となり花壇を美しく縁取りしてくれます。スイートアリッサムをリズミカルに等間隔に植え、その間に他の花をあわせれば花壇全体をボリュームアップさせて他の花を引き立てます。
スイートアリッサムの花は実はエディブル。キッチンガーデンの縁取りとしてつかい、美しさと香りを楽しむのと同時にサラダに加えても楽しいですね。
スイートアリッサム×鉢植えの場合
スイートアリッサムは鉢植えでも楽しめます。鉢の縁部分から枝垂れるように植えるのが定番です。スイートアリッサムのみ植えても、他の植物と合わせてもおしゃれです。より背の高い植物の株元の空間を埋めるように配置するとスイートアリッサムの良さが生かせます。
スイートアリッサムと合わせて使いたい!相性が良い植物・マテリアルスイートアリッサムと寄植えして相性が良い植物
スイートアリッサムと共に植えて相性の良い植物は、より大きな花や葉をもつ植物や色合いの鮮やかな花を咲かせる植物など。たとえばペチュニア、ビオラなどを合わせれば、スイートアリッサムのこんもりした小花とはっきりした大輪の花のコントラストが目を引きます。
スイートアリッサムと相性が良い鉢
スイートアリッサムは様々な鉢と合わせて楽しむことができます。スイートアリッサムを背の低いローボールや木箱に単独で植えて鉢の土をカバーしただけでもおしゃれです。ダークカラーのトールポットにうえて縁からこぼれる白い花を引き立たせても素敵です。
ハンギングバスケットに寄せ植えした際に、全体を丸くこんもりとボリュームアップさせるのにも役立ちます。
スイートアリッサムは育てやすい?育て方と剪定のコツをおさえておこう
スイートアリッサムは日本の高温多湿が苦手です。ガーデニング初心者なら、早春に苗を入手して、夏までの間楽しむようにしましょう。品種によっては耐暑性、耐寒性の高い品種もあり、多年草として育てることもできます。この場合も夏の暑さと蒸れに注意しながら育てた方が良いでしょう。
日当たりの良い場所で土が乾いてから水やりをしましょう。たくさん花を咲かせるためには、10日に1回程度追肥をしましょう。春の花が咲き終わった段階で切り戻しをし、通風のよい状態で夏を越せれば秋にまた花が咲きます。
プロがおすすめする定番スイートアリッサムの品種3選
夏に強く、ほぼ一年中花が見れるスーパーアリッサム・スノープリンセス
スイートアリッサムの弱点である夏の暑さへの弱さを克服したスーパーアリッサムは、初心者でも育てやすいおすすめの品種です。真夏・真冬と花が咲かなくなる時期があるものの、季節を通して長期間花が咲き多年草として育てられるのが特徴です。中でもスノープリンセスの白花は他の花の引き立て役にぴったりです。
斑入り葉がより一層明るく引き立てる、スーパーアリッサム・フロスティナイト
スーパーアリッサムの中でも、フロスティーナイトは白い小花に加えて斑入り葉がさらに魅力的。花が少なくなる時期も、葉を観賞できるのは嬉しいですね。
青系の小花が魅力、スーパーアリッサム・パープルプリンセス
青系の花が好きなら、スーパーアリッサムのパープルプリンセスをチョイス。白いスイートアリッサムに比べてぐっとおちついてシックな印象です。紫系のビオラやペチュニアと相性がよく、上品なイメージの寄せ植えができます。写真のように単独でハンギングに仕立ててもおしゃれです。
mamatenna