
秋田朝日放送
去年閉館した旧秋田市文化会館で使われていた物品が無償で譲られることになりました。椅子やテーブルからグランドピアノに緞帳まで大切に使ってくれる団体を募集しています。
秋田市では閉館後、備品のおよそ4割を市内の小中学校や市民サービスセンターなど市の施設で使うことにしましたが、427種類3873点の活用先を探しています。舞台の備品や照明など様々な物があります。中には大ホールの緞帳も。仙北市角館町出身の画家平福百穂の作品「荒磯」を元に制作され1980年の開館から使われてきました。
グランドピアノは3台あります。中でもスタインウエイのピアノはピアニスト辻井伸行さんがコンサートで演奏しました。購入時の価格は1200万円でした。
無償譲渡の対象は秋田市内の公共団体や学校法人、社会福祉法人、NPO法人などです。搬出や運送などの費用は団体側が負担し3年間は他への譲渡や貸し出しは出来ません。
全ての物品や申し込み方法は秋田市のホームページで確認できます。申し込みの締め切りは1月31日です。