今年も日経新春杯は穴党の出番。狙うは中京・芝2200mという舞台実績抜群の2頭

今年も日経新春杯は穴党の出番。狙うは中京・芝2200mという舞台実績抜群の2頭

  • Sportiva
  • 更新日:2022/01/16

今年で69回目となる伝統のハンデ重賞、GII日経新春杯(中京・芝2200m)が1月16日に行なわれる。例年、京都・芝2400mが舞台となるが、同競馬場の改修工事により、昨年に続いて今年も中京・芝2200mで施行される。

過去10年の結果を振り返ってみると、1番人気は4勝、2着3回と好成績を残している。そのため、穴党には出番のない一戦のように見えるが、7番人気以下の伏兵が馬券圏内に飛び込んでくることが頻繁にあって、3連単では何度も好配当が生まれている。特にここ2年は1番人気が馬群に沈んで、一昨年が10万円超え、昨年が90万円超えの高額配当となった。

◆京成杯、中山・芝2000mという舞台が合うのは?

はたして、今年はどうか。昨年の3歳クラシック全3戦で奮闘し(皐月賞3着、日本ダービー3着、菊花賞4着)、GI有馬記念(12月26日/中山・芝2500m)でも4着と善戦したステラヴェローチェ(牡4歳)が参戦するとあって、大方の予想では堅い決着になるのではないかと見られている。

しかしステラヴェローチェは今回、前走でGIII中日新聞杯(12月11日/中京・芝2000m)を勝ったショウナンバルディ(牡6歳)とともに、最重量ハンデの斤量57kgを背負わされることになった。過去10年で斤量57kg以上を背負って勝ったのは、2012年のトゥザグローリーだけ。あとは3着が1回あるのみで、ステラヴェローチェにとっては嫌なデータとなる。

また、デイリー馬三郎の吉田順一記者が現在の中京競馬場の馬場を踏まえて、ステラヴェローチェに対して疑問の目を向ける。

「その実績から、ステラヴェローチェがショウナンバルディと同じハンデ57kgにとどまったのは驚き。この斤量なら、勝ち負け濃厚、と見るのが本筋です。ただ、現在の中京競馬場の馬場は乾燥度が増していて、クッション値が高く、内目を通って前にいく馬が有利な状態にあります。2つの重賞勝ちがともに道悪だったことを思うと、その点が取りこぼす要因になるかもしれません。最終的に前を捕えきれない、ということは十分に考えられます」

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日経新春杯での勝ち負けが見込まれるフライライクバード

そうして、吉田記者はフライライクバード(牡5歳)を穴馬候補に挙げた。

「実績からすると、同じ友道康夫厩舎のヨーホーレイク(牡4歳)のほうが支持を集めそうですが、同馬はまだ成長段階にあって、伸びしろを残している状況。片や、フライライクバードは昨秋の2戦、3勝クラスのムーンライトハンデ(9月11日/中京・芝2200m)を勝って、GIIアルゼンチン共和国杯(11月7日/東京・芝2500m)でも3着と好走。弱かったところもようやくパンとして、明け5歳を迎えて本格化の兆しを見せています。

無理のないローテーションで成長曲線を見極め、負荷のかかった友道厩舎流の調整過程で確実にスケールアップしてきました。1週前の追い切りでも、ヨーホーレイクを子ども扱い。いきなり能力全開の仕上がりです。

体型的には寝気味のつなぎは短めで、速い脚はないものの、息の長い末脚が魅力。適度に上がりがかかる中京・芝2200mも、3戦2勝、2着1回と相性抜群。自慢の自在性と機動力が最大限に生きる舞台で、ここは狙いすました一戦と言えるのではないでしょうか」

吉田記者はもう1頭、同じくコース巧者のダノンマジェスティ(牡7歳)にも注目する。

「およそ6カ月半ぶりだった前走のオープン特別・アンドロメダS(11月20日/阪神・芝2000m)は6着に終わりましたが、外枠発走のうえ、スローペースとなってやや折り合いを欠いていました。それが、最後の直線で伸びなかった要因でしょう。

つなぎが長く、ストライドが伸びる走法。極端な競馬しかやれていないことから、馬込みやキックバックはよくない印象ですが、ここはすんなりと前づけが可能と見ます。

今の中京の馬場も、血統や脚元のクッション性からして好都合。中京・芝2200mも2戦2勝とベストな条件と言え、ハンデも手頃な55kg。一発あってもおかしくありませんよ」

過去2年連続で波乱の決着となった日経新春杯。有力馬が重いハンデに泣くようなら、今年もここに挙げた面々がオイシイ配当をもたらしてくれるかもしれない。

土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu

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