吉沢亮が“愛おしい”映画6選

吉沢亮が“愛おしい”映画6選

  • シネマトゥデイ
  • 更新日:2020/06/07
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吉沢亮 - Jun Sato / WireImage / Getty Images

今夏から年内にかけ、『青くて痛くて脆い』『東京リベンジャーズ』『さくら』といった新作映画の公開が控えるほか、来年1月放送(予定)のNHK大河ドラマ「青天を衝け」では、初の平成生まれの主演俳優として、“日本資本主義の父”渋沢栄一を演じる吉沢亮。「国宝級イケメンランキング」殿堂入りを果たした彼だけに、ブレイクのきっかけになった『銀魂』の沖田総悟や、『キングダム』の漂とエイ政といった、ガチな二枚目キャラも確かにいい。だが、ここではクセが強いキャラを演じた吉沢亮が、いろんな意味で「愛おしい」映画を紹介する。(文・くれい響)

『男子高校生の日常』(2013)

アニメ化もされた“日常系”コミック原作を実写化した本作で、吉沢が演じたのは残念な“中二病”キャラ・ヒデノリ。女子と当たり前の交流ができないメガネの陰キャだが、菅田将暉野村周平らが演じる同級生たちとつるむと、一気に妙なテンションを発動。佐藤二朗演じる教師のモノマネをしたかと思えば、頭にメガネをかけたまま、「俺のメガネ知らない?」とボケまくり、さらに丸まったポスターを“伝説の剣”に見立てて、「ドラクエ」風勇者になりきり! 最新作『#ハンド全力』でも、男子学生のリアルな生態を描いている松居大悟監督の下、わちゃわちゃした男子校ノリがとにかく愛おしい。中でもレアなのが、お笑いコンビ「たんぽぽ」の白鳥久美子演じる浜辺で出会った文学少女に対する淡い想い。“風”をテーマにしたエセ文学的な掛け合いで意気投合した2人の恋の行方を、きっと見届けたくなるはず!

『さらば あぶない刑事』(2015)

人気刑事シリーズの劇場版「最終作」で、吉沢が演じたのは不良少年グループ“本牧ギャング”の元リーダー・川澄。柴田恭兵演じる“セクシー大下”ことユージによって、更生していたはずが、危険ドラッグの実験台にさせられた仲間の復讐のため、2大犯罪組織が絡む事件に巻き込まれる。“陰”を強調した芝居を魅せる珍しいキャラであり、暴走した結果、例によって、全身傷だらけ血まみれになるなど、危なっかしさも愛おしい。さらに、ナイフを振りかざし、モーターボートで逃走したり、髪型七三分けのスーツ姿で、ユージとちょっとしたバディを組むなど、ハードボイルドな展開もアリ。後のインタビューで、柴田を「影響を受けた人物」に挙げるほか、今年の「ブルーリボン賞授賞式」で司会を務めた“ダンディー鷹山”こと舘ひろしに、「あのとき、もう少しゴマすっておけばよかったな~」とジョークを言わせてしまうなど、自身に大きな転機となった作品といえるだろう。

『斉木楠雄のΨ難』(2017)

こちらもアニメ化もされた人気コミック原作の実写化。『銀魂』で組んだ福田雄一監督によるギャグセンスが爆発する本作で、吉沢が演じたのは人類淘汰を目論む悪の秘密結社「ダークリユニオン」の目を欺くため、海藤瞬という仮の姿を名乗るコードネーム「漆黒の翼」。さらに、山崎賢人演じる斉木を同士と勘違いするなど、要は“中二病”が暴走化したキャラだ。水色の髪に、赤のグローブといった独特な風貌に、いつ敵が襲ってくるか分からない緊迫感からトリッキーな動きを連発。今観ると、お笑いコンビ「ぺこぱ」の松陰寺太勇にも見えなくもないが、そこは「仮面ライダーフォーゼ」でも二面性を秘めた仮面ライダーメテオ/朔田流星を演じていた吉沢。猪塚健太演じる“月光蝶の瞳”相手に、シュールなポーズをキメまくる終盤の中二病バトルは、まったく意味不明ながら、母性本能をくすぐるまでの愛おしさ。ちなみに、福田監督によれば、「素の吉沢は、沖田より海藤に近い」とのこと。

『リバーズ・エッジ』(2018)

岡崎京子による伝説のコミックを実写化した本作で、吉沢が演じたのは自分が見つけた白骨化した死体を「見ると勇気が出る宝物」と呼ぶ美少年・山田。高校では、いじめっ子の標的で、自身がゲイであることをカモフラージュするため、森川葵演じる女友だちと交際中。同じ二階堂ふみとの共演作『オオカミ少女と黒王子』で演じたメガネキャラ・日下部の比にならないほど、吉沢陰キャの極みといえるが、そのぶん美しさも格別。最新作『窮鼠はチーズの夢を見る』でもLGBTを扱っている行定勲監督の演出による繊細かつクールな芝居、狂気が加速する森川との芝居の対比も興味深い。90年代独特の不穏な空気の中、紺のダッフルコートやボーダーシャツといった90年代ファッションの着こなしも見事。そして、傷だらけになった頬に絆創膏をし、さらには眼帯姿も披露する吉沢の姿には、愛おしさを超え、ある種のフェチズムをも感じさせてくれる。

『猫は抱くもの』(2018)

篠原涼子の部下を演じたドラマ「オトナ女子」を機に、猫好きになった吉沢が、ついにはロシアンブルーの猫を演じる『キャッツ』同様の衝撃作。まるで舞台を観ているような犬童一心監督の演出の下、彼が演じるのは、ブルーの髪型に、ボーダーのセーターとピンクのパンツ・ファッションで擬人化された猫の良男。“飼い主と認めた相手には、献身的な愛情を持つ”品種の性格通り、沢尻エリカ演じる元アイドルのスーパー店員・沙織の身の上話を聞くうちに、いつしか自分が人間で、沙織を唯一守ることができる恋人だと思い込んでしまう。まっすぐな瞳で見つめ、何でも愚痴を聞いてくれる癒しキャラであり、彼女への熱い想いも歌い上げる。また、四つん這いでキャットフードを頬張っていたと思えば、いつの間に膝の上に寝転がってくるなど、恐ろしいほどの愛おしさ発動! さりげなく頭やお腹を撫でるエリカ様がうらやましい!

『一度死んでみた』(2019)

NHK朝ドラ「なつぞら」でも友人役で共演した広瀬すずが、デスメタル女子・七瀬にふんした本作で吉沢が演じたのは、「2日間だけ仮死状態になる薬」を飲んだ野畑製薬の社長(堤真一)の秘書・松岡。丸メガネの陰キャで、周囲から“ゴースト”と呼ばれるほどの存在感のなさにもかかわらず、社長の愛娘である七瀬を見張り、行動をサポートするという重大任務を引き受ける。サポートする側なのに、髪の毛と黒リュックがぴょんぴょん跳ねる、明らかに運動神経がない走り方に、仕事はできる方だが、どこか抜けている天然さなど、au「三太郎」シリーズのCMで知られる浜崎慎治監督の“吉沢イジリ”はハンパない。ただ、そこから醸し出される、愛おしオーラは全開! 「なつぞら」では実らなかった2人の恋の行方にも注目だが、酒を飲んだらオラオラ系に豹変し、七瀬のオタク連中相手に説教を垂れるなど、二面性を持ったキャラを演じさせたら、やっぱり巧いんデス!!

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