日大三島 甲子園初戦突破のポイントは? 名門校の元監督が分析 6日国学院栃木と対戦

日大三島 甲子園初戦突破のポイントは? 名門校の元監督が分析 6日国学院栃木と対戦

  • テレビ静岡NEWS
  • 更新日:2022/08/05
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テレビ静岡

夏の甲子園があす6日に開幕し、静岡県代表の日大三島は開幕戦で栃木県代表の国学院栃木と対戦する。春夏連続出場の日大三島だが春は初戦敗退で、選手たちは「春の忘れ物を取りに行く」と意気込んでいる。夏の大会を勝ち抜くためのポイントを、静岡高校など名門校の監督を歴任した県高校野球中継の解説者に聞いた。

◆相手が静岡県代表だと“ラッキー”?

33年ぶりに夏の頂点に輝いた日大三島。静清との決勝では8対1と投打で圧倒し、県内では7年ぶりとなる春夏連続の甲子園を決めた。春の選抜は初戦で敗退しただけに、「悔しさを晴らす」と奮い立つ。

分析してくれたのは、静岡県の野球界をよく知る八木道政さんだ。静岡や清水東など名門高の監督を歴任し、現在は高校野球中継の解説者として活躍している。

静岡県代表は夏は過去10大会で初戦突破が2回しかない。全国のレベルと比べてどうなのだろうか。

高校野球解説者・八木道政さん(元静岡高監督):

他県の代表チームからは「組み合わせの時、静岡代表に当たるとラッキー」という言葉もある。県予選とは違った、1つ2つ上の壁を登り切ったチーム同士の戦いになるので、(甲子園は)なかなか初戦を勝つのは難しい

◆国学院栃木攻略のポイントは?

その難しい初戦をいかに突破するか、相手は国学院栃木だ。夏は37年ぶり2度目の出場、県大会はノーシードだったが準決勝で栃木大会10連覇中の強豪・作新学院を延長の末に破った。最速143kmの2年生エースの盛永選手に加え、制球力のいい吉野選手、キレのある直球の中澤選手を擁している。

八木道政さん:

投手は最低でも3人必要だ。国学院栃木もそうだ。甲子園は1人の投手で勝ち上がることが難しい時代になったので、どのチームも複数の投手を準備しいつでも交代ができるようにしている。それは日大三島も同じなので、“打撃戦”、点取りのゲーム展開になるのではないか

◆打撃戦を制するキーマンは?

八木さんは、初戦突破のポイントは「いかに打撃戦を制するか」だという。そのためのキーマンはだれか。

八木道政さん:

松永陽登選手・京井聖奈選手は全国レベルと思う。ストライクとボールをしっかりと見極める能力がある。もう1つはタイミングが外れても自分のスイングができている。松永選手は県大会決勝の1打席目でセッター前ヒットで先取点を取ったが、タイミングがずれていても、きっちりとセンターへ打ち返した。素晴らしい能力だ

さらに序盤は打撃不振だった9番の吉川京祐選手が決勝でタイムリー3ベースを放った。八木さんはこの点についても評価した。

八木道政さん:

甲子園を目指した県大会6試合で、3年間必死に毎日何時間も練習をしてきた以上の力が出たのだと思う

大会を通して復調して結果を出すことも、甲子園で勝ち上がるのに必要な要素だという。

八木道政さん:

甲子園は何が起こるか分からない場所。高校生は隠された力を持っている。大会でどんどん上達していく

◆名将・永田監督の采配に注目

監督の采配も注目だ。日大三島の永田裕治監督は、兵庫県の報徳学園を18度甲子園に導き、高校日本代表でも指揮を執った名将だ。就任3年目で「全員野球」を掲げる。

八木道政さん:

よく永田監督とお話をさせてもらうが、春の大会の時にものすごい強化合宿をやっていた。なぜなら、これをやっておけば夏にどんなに暑くても踏ん張りきれるよう、体力とメンタルをつけるため。そこ(甲子園を見据えた道筋)を永田監督は考えている

さらに八木さんならではの意外な視点も…。

八木道政さん:

ここという場面で永田監督がベンチからファウルグラウンドまで出てタイムをかけて、選手に伝令を送る。その伝令を送られた選手は必ずと言っていいほど打っている。そこに興味があって永田さんに「何の伝令を出しているのですか」と聞いたら、笑って流されてしまったが、それくらい(伝令のアドバイスが)ポイントを抑えている。選手たちに「試合の流れはこうだよ、こういう時はこうするんだよ、これはしてはいけないよ」を徹底して教えている

県東部勢が夏の甲子園に出場するのは1995年の韮山以来27年ぶりだ。地域の期待も背負って聖地へと向かう。

高校野球解説者・八木道政さん:

永田監督の野球を教えてもらっている選手たちに、その力を120%出してほしい。そうすれば道は開けて、みんな(県内の他校)に良い影響を及ぼす

日大三島は「春の忘れ物」を取り返すことができるだろうか。6日の開幕戦に注目だ。

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