
ことし2月、福岡市中央区の自宅マンションに妻の遺体を遺棄したとして、50歳の男が逮捕されました。男は6日後にみずから消防に通報し、事件が発覚しました。
ことし2月、福岡市中央区の自宅マンションに妻の遺体を遺棄したとして、50歳の男が逮捕されました。男は6日後にみずから消防に通報し、事件が発覚しました。
死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、島根県松江市の自称自営業・藤永誠容疑者(50)です。
警察によりますと藤永容疑者は、ことし2月4日、当時住んでいた福岡市中央区春吉のマンションに妻で派遣社員の菜美さん(当時38)の遺体を放置した疑いが持たれています。
■加藤記者
「菜美さんが死亡したとみられる日の6日後、藤永容疑者は自ら119番通報し、事件が発覚しました。」
「しばらく家を空けていて、帰ってきたら妻が息をしていない」という通報だったということです。
司法解剖の結果、菜美さんの死因は急性硬膜下血腫で、目立った外傷はありませんでした。
事件発覚後、現場近くの飲食店の店主のもとには警察が訪れていました。
■現場近くの飲食店店主
「うちはここに防犯カメラをつけているが、2週間分くらいのデータを(警察が)1週間ぐらい一生懸命通い詰めて持って行った。」
その後の警察の捜査で、藤永容疑者は、菜美さんが死亡したのを知りながら自宅を出た疑いが強まったとして、22日に警察は藤永容疑者を逮捕しました。
藤永容疑者は、事件後に福岡から島根県松江市に移り住んでいました。
■近所に住む人
「ここ1か月くらいゴールデンウイーク明けから(見るようになった)。」
警察の調べに対し藤永容疑者は、容疑を否認しているということです。
また、近所の人は「2月初旬に女が言い争う声を聞いた」と話していて、警察は、菜美さんが死亡した経緯を調べています。