変わらぬ人気のツーブロックも、ナチュラルな仕上がりが今風のポイント。サイドのスッキリ感で見せる男らしさと、トップのデザインで見せる遊びでデザイン性と実用性を両立させた定番スタイルのアップデートに注目。カットのみ? パーマもかける? 今風のツーブロック&アレンジ術を見ていこう。
1.メリハリを生む刈上げのスタイリッシュフォルム。

カット/サイドは前下がりで内側を刈上げ、後ろは前上がりにカット。トップにレイヤーを入れ、根元にセニングで束っぽさを出し、表面は毛先中心にぼかしてなじませた。パーマ/トップから17mm、15mm、13~12mm、12~10mmのロッドを使い、サイド3、バック4スライスでスパイラル巻き。カラー/8レベルの赤みを抑えたブラウンカラー(Hair:「K-two AOYAMA」尾倉佳奈)
ドライ後、固めのワックスにツヤの出るワックスを5:1で混ぜ、髪の毛全体の根元からしっかり付ける。トップの高さを残しつつサイドはスッキリ抑えて。少し固めのスプレーを前髪の内側につけて、空気感を出す。




【アレンジ】パーマの立体感を出してカジュアルにアレンジ。

上と同じスタイリング剤を使用し、髪の毛全体的にしっかりと付けてセンターパートに分けてスッキリ感を出してアレンジ。ハチのボリュームは抑え、前髪トップの高さを意識するのがポイント。前髪の根元にワックスをつけて立たせ、リッジを効かせる。




2.ショートに長い髪をかぶせた都会的ソフトツーブロック。

カット/マッシュベース。アンダーはギリギリ刈上げない短めのショートで、オーバーは耳にかからない程度の長さにカット。ふくらみすぎないように毛量調整をほどこした、刈上げ初心者にも挑戦しやすく受け入れやすいナチュラルなヘアに仕上げている。パーマ/なし。カラー/なし(Hair:「HEAVENS」RYOTA)
刈上げ初心者にも挑戦しやすく受け入れやすいナチュラルなショート。前髪を持ち上げながらドライして立ち上げる。ツヤの出るクリームを髪の毛全体に根元付近からしっかりと付け、サイドの毛をツーブロックの上におさまるように流す。前髪は自然に後ろへと流してスタイリング。




【アレンジ】七三オールバック風で清潔感とソフトさを携える。

七三パートにアレンジするとクリーンさがさらに倍増。ウェット時にグリースを髪全体になじませ、前髪もしっかり上げて7:3に分ける。片方は前髪をナチュラルに垂らし、もう片方はタイトに抑える。垂らした前髪が散らばらないよう、指でつまんで束感を作る。




3.ナチュラルと個性がソフトツーブロに共存する。

カット/マッシュベースで、サイドは耳が出る長さにカット。サイドの刈上げは青くならない6mm程度で、バックも合わせている。パーマ/なし。カラー/6トーンのベージュまたはアッシュ系(Hair:「COKETH」河合祐奈)
刈上げ感は強くなくてもしっかりと見えるようなカットを施した、洒脱感のあるデザイン。乾かすとき、前髪がセンターで分かれるように意識。ミディアムワックスを全体にもみ込んで、スタイリング剤が付いた前髪を、浮かせるようにしてつまむ。自然な毛流れになるようさらっとまとめるのがコツ。




【アレンジ】マッシュに効かせるさり気ないネオ刈上げ。

ナチュラルかつコンパクトにスタイリングすればはやりのマッシュも楽しめる。前髪を下ろした状態で乾かす。ミディアムワックスを使用し、全体にもみ込んでマッシュシルエットを作る。前髪はシースルーになるよう後ろに流すのもポイント。サイドの毛を少しずつつまみ、ふんわり丸いシルエットを作る。




4.印象チェンジの幅が広がるツーブロ×アシンメトリー。

カット/丸いシルエットでつなげて、柔らかさも出している。全体は7:3のパートに分け、長さを残して軽めな量感のヘビーサイドとカットラインを強調してシャープなライトサイドで、アシンメトリーにしている。ふたつのコントラストが効き、アレンジの楽しいスタイルに。パーマ/なし。カラー/なし(Hair:「gokan omotesando」満仲辰哉)
際から濃淡をつけて、スッキリとさせた刈上げ。ドライ後、クリームタイプのワックスをつけて、ヘビーサイドは指でつまんでランダムな動きを出す。ライトサイドはラインを生かし、ボブヘアを意識してタイトに仕上げよう。




【アレンジ】シャープな印象に見せるボブ風ツヤ感スタイル。

タイトにすることで凛とした印象にシフト。タオルドライ後、髪の毛全体にグリースをなじませてタイトに抑える。水分が残っている状態でスタイリング剤をなじませるのが、ツヤ感を出すコツ。コームで髪の毛をとかして、濡れ髪にきれいな毛流れを作る。




(出典:「Men’s PREPPY プラス メンズヘアメイクBOOK」)
Men's PREPPY 編集部