胸キュンドラマ低迷のTBS、『プロミス・シンデレラ』は“軌道修正”への第一歩だった?

  • 日刊サイゾー
  • 更新日:2021/09/15

二階堂ふみ主演のTBS系火曜ドラマ『プロミス・シンデレラ』の最終話が9月14日に放送された。世帯平均視聴率は9.6%(関東地区・ビデオリサーチ調べ/以下同)を記録。番組最高をマークして有終の美を飾った。

このTBS火曜夜10時の枠は、『逃げるは恥だが役に立つ』『恋はつづくよどこまでも』『私の家政夫ナギサさん』などのヒット作を出し、近年は“胸キュン枠”として定着。これらのヒット作はいずれもマンガが原作となっており、安定感のある骨太なストーリーが好評を博していた。

実写化のセンスも好評だったTBSだが、『わたナギ』の次に放送された『おカネの切れ目が恋のはじまり』(2020年9月期)以降は原作モノをやめてオリジナル作品にシフト。4作品連続でオリジナル作品を放送したのだが、どれもいまいちパッとしない結果に終わった。唯一『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』は世帯視聴率の全話平均は11.6%とまずまずの結果を残したものの、Kis-My-Ft2が主題歌を担当していたり玉森裕太がメインを張っていたりとジャニーズ絡みなこともあり、「ジャニヲタ票」との声も。どちらにしても、前述のヒット作のように社会現象を巻き起こすほどではなかった。

そんなTBSは、オリジナル作品の視聴率低迷が続いたことに危機感を覚え、軌道修正を図ったのかもしれない。今クールは、小学館のマンガアプリ「マンガワン」で連載中の『プロミス・シンデレラ』(橘オレコ著)を採用して原作モノに回帰。原作に忠実な展開や描写は、原作ファンからも好評を博していた。

昨日放送された第10話では、二階堂をはじめとするキャスト陣が、最終回にふさわしい迫真の演技を披露してSNSは大盛り上がり。ヒロイン役の二階堂や相手役の眞栄田郷敦の細やかな表情の変化や、それを最大限に魅せる演出やカメラワークに、視聴者からは感謝の声も上がっていたほどだ。放送開始当初は「ミスキャスト」と言われることもあったが、そんな前評判を良い意味で裏切ってくれたキャスト陣には拍手を贈りたい。

『プロミス・シンデレラ』は全話平均視聴率7.9%に終わったが、TBSが原作モノの感触を取り戻してきたのは確か。10月から同枠で放送される『婚姻届に判を捺しただけですが』も、有生青春による同名マンガが原作となっている。はたして、TBSは胸キュンドラマでもう一度社会現象を起こすことはできるのだろうか。今後に注目したい。

■番組情報
火曜ドラマ『プロミス・シンデレラ』
TBS系毎週火曜22時~
出演:二階堂ふみ、眞栄田郷敦、松井玲奈、井之脇海、松村沙友理、堺小春、高橋克実、友近、森カンナ、金子ノブアキ、三田佳子(特別出演)、岩田剛典
原作:橘オレコ「プロミス・シンデレラ」(小学館「マンガワン」連載中)
脚本:古家和尚
音楽:やまだ豊
主題歌:LiSA 「HADASHi NO STEP」(SACRA MUSIC / Sony Music Labels Inc.)
演出:村上正典(共同テレビ)、都築淳一(共同テレビ)、北坊信一(共同テレビ)
プロデューサー:橋本芙美(共同テレビ)、久松大地(共同テレビ)
製作:共同テレビ、TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/promise_cinderella_tbs/

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