宮崎県内で家畜伝染病の口蹄疫が発生して今年で12年です。
殺処分された牛を埋めた宮崎市の埋却地で、23日、献花式がありました。
宮崎市佐土原町にある共同の埋却地には、2010年に発生した口蹄疫で殺処分された2500頭余りの牛が埋却されています。
宮崎市は、殺処分が実施された時期に合わせて、毎年、献花式を行っていて、23日は、畜産農家や市の職員など、およそ20人が出席し、慰霊碑に花を手向けました。
(JA宮崎中央佐土原支店繁殖牛部会 十河啓二会長)
「(12年前は)自分たちにとってはきのうのことのように思えています。防疫に対して立ち向かっていかないと、また、あのような悲惨な結果を招くんじゃないかなと気を引き締めたところ」
今年10月には和牛の日本一を決める全国和牛能力共進会が開催されることもあり、出席者たちは畜産業界の発展への思いを新たにしていました。