NBA通算得点1位のジャバーが現在のリーグに言及「まるで3ポイントコンテストみたいだ」<DUNKSHOOT>

NBA通算得点1位のジャバーが現在のリーグに言及「まるで3ポイントコンテストみたいだ」<DUNKSHOOT>

  • THE DIGEST
  • 更新日:2022/06/23
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現地時間6月21日、NBAレジェンドのカリーム・アブドゥル・ジャバー(元ロサンゼルス・レイカーズほか)が、ジミー・ファロンの番組『The Tonight Show』へ出演し、現代のリーグについて言及した。

現在75歳のジャバーは、1969年のドラフト1位でNBA入り後、75年までの6シーズンをミルウォーキー・バックス、75~89年の14シーズンをレイカーズでプレー。通算20シーズンで優勝6回と2度のファイナルMVP、ともに史上最多となる6度のシーズンMVPと19回のオールスター選出を誇る。さらにレギュラーシーズンにおける通算3万8387得点は、引退から30年以上にわたって歴代トップに君臨している。

番組内で、ジャバーは自身の立ち位置について「私は今なおNBAの歴代トップスコアラーだ。3ポイントショットを1本しか決めていないがね」とコメント。当時と現代のスタイルに触れつつ、依然として頂点に立っていると胸を張った。

NBAで3ポイントが導入されたのは1979-80シーズンから。当時は現代ほど多用されることはなく、ましてやセンターのジャバーはキャリア通算でも18本の試投で成功は1本のみ(成功率5.6%)。それでも、伝家の宝刀“スカイフック”を武器に得点を積み重ね、1560試合に出場して平均24.6点、11.2リバウンド、3.6アシスト、フィールドゴール成功率55.9%という成績を残してきた。

ただ来季、ジャバーのレギュラーシーズンにおける通算得点記録は、歴代2位になることが濃厚だ。というのも、レブロン・ジェームズ(レイカーズ)が今季終了時点で3万7062得点と、あと1325点まで迫っているからだ。

レブロンはすでにレギュラーシーズンとプレーオフの合計得点(4万4693点)ではジャバー(4万4149得点)を上回っており、来季に長期離脱でもしない限り、レギュラーシーズンの記録でもトップに躍り出ることはほぼ間違いない。

そんななか、ファロンから「もしあなたがプレーしていた時代に3ポイントシューターがたくさんいたらどうだった?」と聞かれると、ジャバーは持論を展開した。

「それはよくないな。有能な3ポイントシューターたちがいたら、1試合で10本もの3ポイントが決まっていたかもしれないからね。今では1つのクォーターだけで10本の3ポイントが飛び交っている。これじゃまるで3ポイントコンテストみたいだ」

79-80シーズンのリーグ全体の平均3ポイント成功数はわずか0.8本。ジャバーの現役最終年である88-89シーズンでも2.1本に過ぎず、当時はペイントエリアやミドルレンジが主戦場だった。

それが今ではパワーフォワードやセンターが3ポイントを決めるのは当たり前で、今季の平均成功数は12.4本。17-18シーズンからは5年連続で平均2桁、ここ3シーズンはいずれも平均12本超えと、その本数は増え続ける一方だ。ペイントエリアの攻防が中心だった時代にプレーしていたジャバーとしては、現代のスタイルはどうしても違和感があるのだろう。

だがリーグは変化を続けていく。来季中にはレブロンがレギュラーシーズンの通算得点で歴代トップに立つだろう。かといって、ジャバーが残してきた数々のレガシーが色褪せることはない。

文●秋山裕之(フリーライター)

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