高知市の園児たちが鏡川で稚アユの放流を体験しました。子どもたちはおよそ1500匹の稚アユを大事に放流していました。
鏡川での稚アユの放流は、鏡川漁業協同組合がアユ漁解禁前のこの時期に毎年行っています。26日は流域の4か所で行われ、合わせておよそ1万5000匹が放流されました。このうち高知市縄手町のトリム公園での放流には、地元の旭保育園年長組の園児28人が参加しました。子どもたちはバケツに入った体長15センチほどの稚アユおよそ1500匹を大事に放流していました。
(園児)
「楽しかった」
「気持ちよかった」
「とってもかわいかった」
「大きくなってほしい」
鏡川漁協では毎年3月から5月にかけて天然アユの遡上調査を行っていて、今年3月、4月は雨が多く水量もあったため、遡上が活発に。上流部にはこれまでで最も多い16万4000匹が遡上したとみられるということです。
(鏡川漁業協同組合 戸田二郎 専務)
「こういう体験をしてもらうことが、絶対あの子たちにとって記憶に残るはず。すぐそばの鏡川にこんなにアユがたくさんいるということを知ってもらいたい。そんな思いで、これからも続けていきたい」
稚アユはこれから川を上り、秋に下流域まで下ってきて産卵するということです。鏡川でのアユ漁は6月1日に解禁されます。