
今夏の移籍が噂されているチェルシーのマウント。(C)Getty Images
移籍の噂が一気に現実味を帯びてきたのかもしれない。
ここ最近、英国メディアでその動向が注目されているイングランド代表MFのメイソン・マウントが代理人を変更したことが明らかになった。
チェルシーとの現行契約が2024年6月で満了となるマウントは、現在クラブからの契約延長のオファーを拒否し続けており、契約満了後にフリーで出ていかれるのを避けたいチェルシーは、今夏に現金化するのではないかと囁かれている。
イングランドでトップクラスのアタッカーには、リバプールやマンチェスター・ユナイテッド、ニューカッスルといったプレミアリーグのビッグクラブが触手を伸ばしているようだ。
そんな中、渦中のアタッカーが代理人を父親のトニー・マウントからニール・フューイングスに変更。これがリバプール移籍のサインなのではないかと、現地メディアを騒がせているのだ。
実はこの新代理人、ジョーダン・ヘンダーソンやフィルジル・ファン・ダイク、ハービー・エリオットなど、多くのリバプール選手を抱える敏腕代理人として知られ、今年2月には、これらの選手たちを引き連れてアメリカの大手エージェンシー『ワッサーマン・グループ』から、ドイツのエージェント会社『ルーフ』に籍を移した話題となった。
このルーフというエージェント会社もリバプールとは縁深く、現在もプレーするナビ・ケイタ、さらには元レッズのサディオ・マネ(現バイエルン)、デヤン・ロブレン(現リヨン)、ナサニエル・クライン(現クリスタル・パレス)などを顧客に抱えている。
さらにリバプールサポーターにとって心強いのが、かつてヘンダーソンが、2018年1月に代理人が同じファン・ダイクの移籍に一役買った前例があることだ。イングランド代表でともにプレーしてきた間柄であるマウントに対しては、オランダ代表DFの時より、さらに積極的なサポートをすることも十分考えられるだろう。
これらの情報を見ると一気にリバプール行きが近付いたようにも感じられるが、移籍市場は何が起こるか分からない。はたして今夏のビッグディールは成立するのだろうか。今後の動向に注目したい。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部