鈴木奈央の「自転車ストーリー」Vol.12

鈴木奈央の「自転車ストーリー」Vol.12

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  • 更新日:2022/06/25
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こんにちは、鈴木奈央です。

梅雨入りして、雨の中でのレースが増えてきました。雨のレースは、嫌いではありません。でも「好きです!」とまでは言えない理由は、レース後に自転車を整備することが、かなり大変になるからです(笑)。
雨が降っていると、バンクが少し軽く感じます。ですので、レースを走ること自体は、嫌いではないです。それに普段、こんなに雨に打たれながら走ることもあまりないことので、なんだかいつもと違う感じもあり、ワクワクします。ガールズケイリン選手になっていなかったら、25歳でこんなビショ濡れにならないですもんね(笑)。そう考えると、なんだか面白いです(笑)。ポジティブにとらえて、雨のレースも楽しみたいと思います!

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さて、今回のコラムでは、6月6日から行われた小田原競輪でのことを書こうと思います。

小田原競輪場に参加するのは、今回が初めて。南関東地区だし、333バンクは好きなので、楽しみにしていました。前々回のコラムで書いた通り、最近は「自力自在」というコメントを出すようにしています。しかし、333バンクでは、前々にいることが有利。私みたいにダッシュ力が長けていない選手は、なおさらです。そこで、「自力基本の自力自在」というコメントを出していました。

1日目。この開催は対戦相手であった、石井寛子さんが通算500勝(※開催前までで通算498勝)をかけていましたが、すんなり勝たせるわけにはいかないぞ!!と、張り切ってレースに臨みました。今まで戦ってきた石井寛子さんとのレースを思い出して、どうやったら戦えるかをたくさん考えました。正直、いつもあっさり負けてしまうことが多く、勝ちパターンがあまり思いつかなかったのですが……。それでも、しっかり力勝負をしたいと思い、レースでは寛子さんを見ながら合わせて前に出て、寛子さんを外並走させたまま、先行態勢に入ることができました。最後はやっぱり強くて抜かれてしまいましたが……。いつもよりちょっとだけ戦えたかな?と思えることができたレースでした。

2日目。この日は私が6レースで、寛子さんは7レースだったため、別のレースでした。寛子さんは、このレースを勝つと、通算500勝です。自分のレースが終わり、寛子さんのレースをみんなで見ていました。すると、寛子さんはホームから先に仕掛けて先行態勢に入ります。普段は自力自在で、差し脚の鋭いレースをするイメージが強かったですが、この日は、先行逃げ切りで1着。本当に、感動しました。500勝目を先行逃げ切りで取るなんて、カッコ良すぎます。改めて、凄い人だなと感じました。寛子さんに比べると、私はまだ83勝。少しずつでも追いつきたいと思っています。今年中には100勝したいな!

最終日。寛子さんの優勝で、この開催は幕を閉じました。この優勝で、全場での優勝も達成(※ガールズケイリン開催がない小松島と斡旋なかった千葉を除く)。もう、本当に偉大な先輩です。
もちろん、負けたことは悔しいですが、素敵なものをこの目で見ることができたことは、本当に良かったです。寛子さんに追いつくには、まだまだまだまだ時間がかかりそうですが、少しずつでも差を詰めていけるように、目の前のレースを大切に、私も頑張っていきたいと強く思いました。

次に出場するレースは、6月29日からの平塚競輪(ナイター開催)。
ガールズケイリン10周年記念で行われるオールガールズ戦「ALL GIRL’S 10th Anniversary」です! 12レース全てで、ガールズケイリンが行われます。厳しい戦いになりそうですが、まずは決勝進出を目標に、私も強気に頑張ってきます!
また応援していただけると嬉しいです!

(※写真は本人より提供)

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【過去のコラムはこちら】
鈴木奈央の「自転車ストーリー」
Vol.11「連戦で学んだこと」
Vol.10「目指すレーススタイル」
Vol.9「25歳の誕生日を迎えて」
Vol.8「初めての正月開催」
Vol.7「ひとつの決断」
Vol.6「応援のチカラ」
Vol.5「フランスより」
Vol.4「私の1日ルーティーン」
Vol.3「五輪への思い」
Vol.2「大切な同期との絆」
Vol.1「自転車に乗り続ける理由」

【略歴】

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鈴木奈央(すずき・なお)

1997年2月9日生 静岡県出身

ガールズケイリンでは110期生(ガールズ5期生)として日本競輪学校(現:日本競輪選手養成所)に入り、在校1位の成績を上げる。2016年7月に静岡競輪場でデビュー。2戦目の平塚で初優勝を達成した。2022年4月現在、通算9回の優勝。
自転車競技では2017年11月にUCIトラックサイクリングワールドカップ第2戦(イギリス・マンチェスター)において女子チームパシュートに出場、同種目の日本初となる銅メダルを獲得した。

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鈴木奈央

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