2022年12月にオープン！「L’AVENUE」初の姉妹店
JR元町駅からトアロードを北に約10分、JR三ノ宮駅からも徒歩15分ほどで辿り着く「L’AVENUE bis」。神戸北野で確固たる人気を誇る「L’AVENUE」初の姉妹店です。
チョコレートの新たな可能性を見込んで生まれた「L’AVENUE bis」はクレープとアイスクリーム＆ソルベの2本柱。平井シェフがイチからレシピを考案し、クレープの生地は日々進化しているそうです。
黒を基調としたシックな空間に石のランプや木の天井など、自然素材を調和させた、洗練された内装も印象的。
「L’AVENUE」のフレッシュケーキはありませんが、ボンボンショコラやブラウニーなどのチョコレートアイテムはほぼ全ラインナップ揃っているので、お目当てがチョコレートなら、「L’AVENUE」より「L’AVENUE bis」の方が買いやすいかもしれません。
テイクアウトショップですが、外にベンチがあるのでその場で食べて店内のゴミ箱へ捨てて帰ることもできますよ。
毎日50食限定のクレープは早いとオープン1時間で完売
クレープはバターと赤砂糖でつくるシンプルなものから、自家製のそぼろクッキーやポップコーンを加えたパフェ仕立てのものまで多彩で全6種。それぞれ+320円でアイスクリームを追加できます。
まず気になるのは、チョコレート生地のブール キャソナッド ショコラ。チョコレートの生地を焼き、表面にさっとバターを塗って、カソナードと呼ばれるフランス産の未精製の砂糖、チョコレートチップをまぶして手早く巻いた、あたたかいクレープです。
ブール キャソナッド ショコラ648円
まぶしたチョコレートチップは、平井シェフがアンバサダーを務めるフランスのプレミアムチョコレートブランド「カカオバリー」のオリジナルブレンド。カカオ含有量は約65％と高めですが、ほどよい苦味で、焼き立てのチョコレート生地の中でじんわり溶けてなめらかな口当たりに。濃厚なのに後口のキレがいいのが魅力です。
イチゴのソルベを乗せたパルフェ フレーズ ピスターシュは、その名の通りまるでパフェ。クレープ生地でピスタチオのカスタードクリーム、クレームシャンティ、イチゴとグレープフルーツのマリネ、ヘーゼルナッツのメレンゲ、そぼろクッキー、ポップコーンなどを包んでいます。
パルフェ フレーズ ピスターシュ1500円
こちらの生地は一般的なクレープより糖度が高めで焦げやすいため低温でじっくり焼いているそう。やや厚めでもっちり食感。アーモンドパウダーが入っているのでほんのり香ばしさも感じられます。イチゴとグレープフルーツはオレンジのお酒で和えているので、風味がより豊かに。
クレープに入れたクッキーやポップコーンなどもすべて手作り。ポップコーンは飴がけしたあとホワイトチョコレートをコーティングしているため、クレープの中に入っていても、最後までカリッとした食感が味わえます。
チョコレート系だけで3種ある自家製アイスクリーム
アイスクリーム＆ソルベは常時10種。チョコレートのアイスクリームだけで3種あるというのはチョコレート菓子が人気のお店ならでは。フルーツのフレーバーは基本的に牛乳やクリームを使わないアレルギーフリーのソルベです。
チョコレートのアイスクリームは、ダークチョコレート75％のタンザニ、ミルクチョコレートがベースのアルンガ、ダークチョコレートにオレンジとパイナップルの爽やかなテイストを加えたオールノワールと、色も味わいも全く異なるラインナップ。こちらもフレーバーは不定期に入れ替わります。
鮮やかなイエローが目を引くフリュイ・デ・ズィルはオレンジ、パッションフルーツ、バナナ、マンゴーで作った南国フルーツのソルベ。バニラのように見えるフロマージュブランはさっぱり爽やかなチーズのソルベです。
アイスクリーム＆ソルベはシングル540円、ダブル648円、トリプル756円。夏頃にはギフト用のアイスカップも登場予定です。
クレープとアイスクリームは「L’AVENUE」の繁忙期には販売が中止されるので、バレンタインやホワイトデー、クリスマスシーズンはお店のホームページをチェックしてからお出かけしてくださいね。
フリュイ・デ・ズィル（左）、オールノワール（右）、フロマージュブラン（奥）各540円
北野散策のお供にクレープやアイスクリームを
北野は、神戸を代表する観光スポットのひとつ。かつての外国人の旧宅が立ち並ぶ北野異人館街、レザークラフト、香水作り、豚まん作りといった体験レッスンが受けられる「北野工房のまち」などがあるほか、人気のレストランやカフェも点在。
「L’AVENUE bis」のクレープやアイスを片手に、北野散策を楽しんでくださいね。
西 倫世 撮影：田村和成
