
予想レンジ:債券先物中心限月(21年3月限)151.85円-151.95円、長期国債利回り0.025%-0.030%
13日の債券市場は、好需給を支えに堅調な展開か。
前日の米債券は反発となった。「売り先行で始まったが、米10年国債入札でしっかりした需要が確認されると、中盤以降に買い戻しが優勢となった」(銀行系証券)という。NYダウの終値は前日比60.0ドル高だった。
国内市場でも、日経平均株価が堅調に推移しそうで、円債には売り圧力が強まりやすい。ただ、「円債の需給面は良好なことが支えとなり、米国債の反発や先物夜間取引終盤の値動きを引き継いで、買い先行でスタートしそうだ」(同)という。
財務省が実施する5年国債入札は「無難」な結果となりそう。日銀による手厚い買い入れによって需給環境は良好で、過度に売り込まれる可能性は低いようだ。提供:モーニングスター社(イメージ写真提供:123RF)
田部 正博