
19日廷内スケッチ
京都アニメーション放火殺人事件の裁判員裁判で、被告の男が、京アニの作品を見て「こんなにすごい作品があるのかと思い小説を書き始めた」と話しました。
殺人などの罪に問われている青葉真司被告は今月5日から始まった裁判で犯行に至る経緯について「京アニに作品を盗作されたり賞に落選させられたりして、恨みを募らせていた」と話しています。
19日の裁判で、検察側から、小説を書き始めた経緯について問われた青葉被告は京アニ製作の『涼宮ハルヒの憂鬱』を見て、「当時依存していたネットゲームと並ぶくらいおもしろい。こんなにすごい作品があるのかと思い小説を書き始めた」「自分にはこれしかないと思った」と話しました。
この裁判では、検察側が、「筋違いの恨みによる復讐」だと指摘する一方、弁護側は、責任能力がなかったとして無罪か減軽を求めています。