【ハワイ火山国立公園の麓】 ボルケーノ・ヴィレッジの農場へ 「ザ・リリ・ハウス・ファーム」

【ハワイ火山国立公園の麓】 ボルケーノ・ヴィレッジの農場へ 「ザ・リリ・ハウス・ファーム」

  • CREA WEB
  • 更新日:2023/03/19

待ちに待ったハワイへの旅。行きたいところ、体験したいことがいっぱいあるなかで、ぜひネイバーアイランドにも出かけてみたい。

のんびり昔ながらのハワイらしさを満喫するなら、断然ハワイ島=ビッグアイランドがおすすめだ。

人はなぜハワイ島に魅せられるのか─その秘密を探しに、島で暮らす人々の家を訪ねてみた。注目の人・ファミリーを3回に渡りご紹介。

温かなおもてなしに癒やされるティータイム

◆イラノンさんご一家(ザ・リリ・ハウス・ファーム)/The Iranon Family(THE LILI HOUSE FARM)

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荒漠とした光景が広がるハワイ火山国立公園の裾野、ボルケーノ地区には、こんなのどかな牧場風景も。

ハワイ火山国立公園のお膝元・ボルケーノ・ヴィレッジは、農場風景が広がるのどかなエリア。その一角に「ザ・リリ・ハウス・ファーム」がある。

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イラノンさんご一家。左から、イザヤさん(長男)、バロールさん(五男)、アウレリウスさん(三男)、トリトンさん(次男)、カイノアさん(父)、ダニエルさん(母)、レジェンドさん(四男)、キアナさん(長女)。

広大な土地で草を食む牛や山羊、悠々と歩く七面鳥……。隠やかな時間が流れるこの場所で、動物たちとともに暮らすのが、カイノア&ダニエル・イラノンさん夫妻と6人の子供たち。日々、家族総出で農場を守る。

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牧場の仕事は家族みんなで。

「このファームを始めたのは、家族でいつも一緒にいたかったから」と語る父のカイノアさん。オアフ島に住んでいたが、父が所有するこの農場を引き継ぎ、5年ほど前に引っ越してきた。

「子供たちは、ホームスクールで育てています。学校では学べないことが、農場にはたくさんありますから」

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敷地内にはダニエルさんがデザインした菜園も。

日々の暮らしのなかで、教え合いながら成長していく。ちなみに長男のイザヤさんはハワイ大学の学生だ。

さて、ユニークなのが予約して訪れると、牧場ツアーとカントリースタイルティータイムを満喫できるところ。

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オープンエアで楽しむ気持ちのいい“カントリースタイルティータイム”。スコーンも、ホワイトブレッドも、ジャムも、すべてが上質な美味しさ。

「スコーンもホワイトブレッドも私のレシピで焼いたもの。ジャムやハチミツも農場で採れた素材から手作りしています」とダニエルさん。

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可愛いうさぎたち。

動物たちとのふれあいに癒やされ、上質なティータイムに満たされる。さらに家族の温かなおもてなしに、誰もが笑顔のひとときを過ごせるだろう。

なお、予約は8~12名のグループで。プラベートパーティにも対応可能だ。

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空間を彩るデコレーションも素敵。

The Lili House Farm(ザ・リリ・ハウス・ファーム)

所在地 19-4535 Amaumau Rd., Volcano
電話番号 808 640 6325
●カントリースタイルティータイム 450ドル(金・土・日曜のみ、8~12名) ※ウェブサイトから要予約
https://thelilihousefarm.com/

文=矢野詔次郎
撮影=熊谷 晃
コーディネート=宇都克仁

矢野詔次郎

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