大谷翔平MVP受賞を否定した石毛宏典氏がセクハラ、差別発言で炎上 「時代遅れの解説者」の酷評

大谷翔平MVP受賞を否定した石毛宏典氏がセクハラ、差別発言で炎上 「時代遅れの解説者」の酷評

  • AERA dot.
  • 更新日:2021/11/25
No image

野球評論家の石毛宏典氏(OP写真通信社)

野球評論家の石毛宏典氏が、エンゼルスの大谷翔平選手の「MVP予想」をめぐる動画で炎上。謝罪に追い込まれる事態となり、大きな反響を呼んでいる。

【写真】“驚くほど美しい妻”と米メディアで話題になったマー君の奥様はこちら(他8枚)石毛氏は18日に投稿した自身のYouTubeチャンネルで、大谷の活躍を称賛しながらも「白人ナンバーワンというのが、まだ僕はあると思っています」と米国に根強い差別意識があることを強調。大谷よりサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)、ウラジミール・ゲレロ(ブルージェイズ)の打撃成績が上回っている事を挙げた上で、大谷のア・リーグMVP受賞について「無理でしょ」、「みなさん何を期待しているのかよくわからん。絶対獲ってほしいよね、日本人で初めてっていう。無理だと思いますよ」と発言した。さらに、大谷の結婚相手についても言及。アシスタントの女性に「大谷翔平のどこがいい?タイプ?」「どんな女性と結婚してほしい?同性として」などと質問し、「岩手の地元の女性がいいかな。俺は逆に白人女性でもいいかな。白人女性捕まえてきてみたいな」、「MVPも獲ってほしいけどアメリカの女性を嫁さんにして連れて帰ってくる。それも面白いかなと思って。ヒスパニック系もいいかな。きれいですよ」などと語った。

大谷が19日にア・リーグのMVPを満票で受賞すると、石毛氏は翌20日に動画を投稿。大谷のMVP獲得が難しいと予想した理由について、アメリカ人選手に記者票が集まる見方を強調したが、批判の声は強まるばかり。すると、24日に「大谷翔平選手に関する一連の動画、報道に関してお詫び申し上げます」というタイトルの動画を投稿。黒いスーツ姿で登場し、「ここ最近の大谷選手のMVPに関する動画において、視聴者の皆さんからのご指摘について反省し、謝罪すべき点は謝罪すべきだと思い、ここにコメントをさせていただきます」と切り出した。

MVP投票に関するアメリカでの人種差別については、石毛氏が1990年代に米国へコーチ留学していた経験を基に話していたが、「その当時のアメリカと現代では、有色人種に対する偏見が解消されていると考えられることから、現状について理解不足でございました」と振り返り、「MLB及び投票された記者の皆さん、大変申し訳ございませんでした」と謝罪。大谷が受賞すれば「日本人で初めての大リーグMVP受賞」と認識していたことについても頭を下げた。また、大谷の結婚相手に関する発言は、「人種差別やセクシュアルハラスメントを伺わせる発言をしましたのは私の不注意でございました。大谷選手が是非とも良い人生のパートナーに巡り会うことを期待しております」と語った。最後に、炎上した動画のコメントをオフにした対応が間違いだったと指摘し、「ごめんなさい。視聴者の皆さん、心ある厳しいご指摘をいただき、私に気づかせていただきまして、本当にありがとうございました」と頭を下げた。

動画のコメント欄には「1人の野球好きのおじさんの発言として聞いていたので、個人的には“そんなことないやろぉ~笑”くらいに捉えてました。やはり元プロ野球選手という影響力のある立場は発言に気を遣わないと大変ですね。真摯な態度の謝罪、しっかりと受け止めました。応援してます!頑張ってください(原文ママ)」、「石毛さんは例の動画前から大谷選手を褒めてましたもんね。この動画もいち早く認めて自ら経緯の説明を動画を上げる事で石毛さんの実直さと誠意を感じました。何より僕は西武ライオンズが大好きなので選手時代のエピソードをこれからも沢山動画で見たいです!(原文ママ)」など激励のメッセージが。

スポーツ紙記者は「石毛さんは聞き上手でYouTubeもプロ野球OBとの対談など面白いと視聴者から好評でした。だからこんな形で炎上するのはもったいない。大谷の結婚相手の話も雑談の延長で昔なら問題にならなかった。色々思うのは勝手ですけど、動画を上げる際にもう少し神経質になった方がいい。清原(和博)さんが日本ハムの新庄(剛志)監督を批判した動画で炎上しましたが、視聴者がどう捉えているかという着眼点が欠けている」という指摘が。

一方で、テレビ関係者は辛らつな見方をする。

「セクハラ云々も言語道断ですが、それより気になったのは知識があまりに薄いこと。イチローのMVPを忘れてしまって動画を上げてしまっていることがあり得ないし、米国の人種差別も20年前の体験談で語っている。正直、時代遅れの解説者だと感じました」

石毛氏のYouTube動画を楽しみにしているファンもたくさんいる。今回の反省を踏まえ、内容の濃いコンテンツを配信してくれることを望みたい。(牧忠則)

牧忠則

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加