
ブタへのワクチン接種の様子 提供:福岡県
佐賀県の養豚場で豚熱の感染が確認されたことを受け、19日から福岡県内で豚熱ワクチンの接種が始まっています。
豚熱は致死率が高い家畜伝染病で、今年8月、佐賀県唐津市の養豚場2カ所で相次いで感染が確認され、これまでにブタ1万頭あまりが殺処分されています。
農林水産省は9月5日、九州7県を「豚熱ワクチンの接種推奨地域」に指定し、福岡県では42カ所の養豚場のブタ約8万頭を対象に、19日からワクチン接種が始まりました。
福岡県は、初回のワクチン接種を10月初旬までに終える予定で、今後、来年3月いっぱいまでは必要に応じて複数回接種を行うということです。
豚熱ワクチンの接種は福岡に加え、佐賀・長崎大分の合わせて4県で同時に始まっています。