芸術は芸術の力で生き延びる 劇団『ゼーロンの会』27日(日)熊本市で舞台公演

芸術は芸術の力で生き延びる 劇団『ゼーロンの会』27日(日)熊本市で舞台公演

  • TKUテレビ熊本
  • 更新日:2022/11/25
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テレビ熊本

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熊本を拠点に活動する劇団『ゼーロンの会』が27日(日)、熊本市で舞台公演を行います。新型コロナの影響でさまざまな制約を受けながらも作品を届け続けています。

熊本を拠点にする劇団『ゼーロンの会』です。

シェークスピアの代表作『マクベス』を新解釈した『マクベス/マクベス』。菊池市にある熊本県指定重要文化財『菊池松囃子能場』で上演されました。室町時代から継承されている『菊池の松囃子』が演じられる由緒ある舞台です。

武将マクベスが魔女の言葉に導かれ、王を暗殺。権力に憑りつかれて殺戮を繰り返し、独裁者になってやがて破滅のときを迎えます。

【ゼーロンの会 主宰 上村 清彦さん】

「古典に身を預けて鍛えるというか古典はヤスリみたいなものだと思っているので

それで磨き上げるというか、古典は無限に演出ができる」

能舞台という特殊な空間。高揚感に包まれたひとときでした。

新型コロナの影響で演劇、音楽などの芸術活動は大きく制限されてきました。

【ゼーロンの会 主宰 上村 清彦さん】

「人間を最終的に人間にしているのは芸術だという信念でやっているので何が起ころうと芸術は死なないと思うし、パンデミック(感染爆発)にしろ、戦争しろ、人間の根底を揺さぶるものはこれからも押し寄せてくるでしょうけど芸術は芸術の力で生き延びていくと思います」

【観客】

「こういう伝統ある所でシェークスピア劇があるなんてびっくりしてすごいと思いました」

「素晴らしいです、本当に。夕闇迫る能楽堂でシェークスピアの悲劇、こんなにマッチするものだとは思いませんでした」

魔女役の2人は初めての舞台でした。

【熊本アクティングスクール 魔女役/仲田 釉梨さん】

「反省点も踏まえて、もっと精進できるよう頑張りたいと思います」

【熊本アクティングスクール 魔女役/吉永 遥香さん】

「見ている人の心を動かような演技を目指していきたいと思います」

【ゼーロンの会 主宰 上村 清彦さん】

「生きた空間でした。僕を鼓舞し引っ張っていき、そこでまた新たな空間が立ち現れてくるというなんともいえない空間です。あそこで演じると」

ゼーロンの会、次の公演はイギリスの劇作家サラ・ケインの『4時48分サイコシス』。心を蝕まれ、生死の瀬戸際にいる1人の女性の内面を3人の俳優がモノローグで語ります。明確なストーリーはなく、合わせ鏡を使ってゆがんだ心理状態をイメージさせます。

【中村 朋世さん】

「結構長く間があるので、それを待ってもらえるだけの面白い演技をしないと。病的なことをいかに病的でなく、淡々と言うことがおそろしいのかに全部振り切りたいんですけど感情的になるのは気持ちいいので感情的になりそうになる。そこを我慢しなきゃという感じです」

【日吉 夏美さん】

「極めて美しい言葉で表現する役でとても難しく感じているんですけれど本来、人間にはこんな内面があるだろうと思いながら演じています」

【吉永 遥香さん】

「このセリフをこういう気持ち、こういう間で言いたいというのは自分の中にはあるんですけれど外に出す時に何かちょっと違うなとか難しいです」

【ゼーロンの会 主宰 上村 清彦さん】

「まず途方に暮れていただきたい。思いっきり途方に暮れてそのまま帰ってもらってもいいし、あっと思ってもらってもいいし、数年後に『ああ、そういうことか』と思い出していただくのもいい」

人が人であるために、芸術を守り続けるために、演劇人たちは舞台に立ち続けます。

【公演情報】

ゼーロンの会 演劇公演『4時48分サイコシス』

11月27日(日)13時30分~

熊本市男女共同参画センターはあもにい・多目的ホール

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