身長150センチのルーキー「西村優菜」、ドライバーが飛ばなくても強いワケ

身長150センチのルーキー「西村優菜」、ドライバーが飛ばなくても強いワケ

  • 現代ビジネス
  • 更新日:2020/09/17
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優勝まであと一歩のところで…

今シーズンの国内女子メジャー初戦「日本女子プロゴルフ選手権大会 コニカミノルタ杯」で2年ぶりの優勝を飾ったのは、プロ7年目の25歳、永峰咲希だった。

永峰は最終日、最終組の一つ前の組から首位と3打差を追った。最終的に永峰は通算12アンダーでホールアウトし、最終組の結果を待った。

一方、3日目時点で首位と、初優勝に手がかかっていた2000年生まれの19歳ルーキーで“ミレニアム世代(プラチナ世代とも呼ばれる)”の西村優菜は、プレッシャーからかバーディを1つも取れず、4つもボギーを叩いて通算7アンダーの7位で大会を終えた。

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試合後「最終日の難しさを痛感しました。気持ちの部分もたくさんあると思います。なかなか体が動きませんでした」と悔しさをにじませた。

しかしネットのライブ中継を見た人はわかると思うが、西村はプレー中、終始笑顔を見せていた。愛嬌たっぷりの笑顔でコースを歩く姿が好印象で、ボギーを取っても次のホールに向けてプレーしようとする前向きな姿勢に好感を持った人も多いはずだ。

それに西村が注目を浴びたのは、今季のルーキーでありながらメジャー初優勝するかもしれないという見る側の“ワクワク感”もあっただろう。

今季は8月の「ニトリレディスゴルフトーナメント」でも9位タイに入っており、いずれこの先、優勝争いできる選手と印象を与えたことは、かなり意義のある大会になったはずだ。

球は飛ばないが、なぜ結果を残せるのか

西村は2016年の日本女子オープンで6位に入り、高校2年の時にナショナルチーム入りするなどアマチュア時代から活躍。昨年のプロテストは1発合格し、ツアー出場権をかけたファイナルQT(予選会)で21位となり、今季の出場権を獲得している。

プロになってもすぐに通用すると見られていたが、同期プロで同じ“ミレニアム世代”の安田祐香、吉田優利、古江彩佳らの中では少し埋もれた存在だったかもしれない。

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それに身長150センチと小柄で、平均飛距離は230ヤードと決して飛ぶほうではない。身長が高いゴルファーほどパワーヒッターが多く、ゴルフはティショットを遠くに飛ばせるほど有利なのは、ゴルフを知らない素人でもわかるだろう。

球は“飛ばない”が、なぜ結果を残せるのか。それはショットの正確性にある。

今季5試合のフェアウェイキープ率は75・0000パーセントで1位。つまり身長が低くて飛ばなくても、ティショットをフェアウェイに置くことには長けている。最初の一打の正確性が、スコアをまとめる上で大切な要素であることがわかる。

宮里藍の背中を追って

彼女は小学2年生のとき、宮里藍が出場していた「サントリーレディスオープン」を観戦し、憧れの宮里からボールをもらっているという。キラキラした宮里の姿を見て「プロになる」と決心。それに宮里の身長が155センチながらも、米ツアーで勝利を重ねていたことも、のちの西村に大きな自信を与えていたかもしれない。

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それに現在は4度も賞金女王のタイトルを獲得しているアン・ソンジュと同じ事務所で、オフにラウンドする機会もあり、トップ選手から学びの機会が得られることも今後の成長につながるだろう。

“ミレニアム世代”“身長150センチ”というインパクトよりも、より大きな存在感を示せるか――。すべてはツアー初優勝にかかっている。

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