コロナに負けるな NPOを支援 中高生が自作動画で寄付金募る

コロナに負けるな NPOを支援 中高生が自作動画で寄付金募る

  • OVO
  • 更新日:2020/11/20
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「教育を受ける権利」は憲法が保障する大切な人権の一つだが、新型コロナウイルスの猛威はその保障を一時危うくした。

若葉芽吹く入学シーズンに重なったコロナの感染拡大は、新しい出会いに胸弾ませる多くの子どもたちの学習機会を奪った。同世代の仲間と一緒に学ぶ必要性をオンライン授業の便利さゆえに否定する人はいないだろう。

否応なく “コロナ世代”と称せられる彼ら、彼女らにとって、教育を受ける権利は“中身”あるものでなければならない。

そんな社会的注目を集めるコロナ世代の中でも多感な年代である中学生、高校生の有志が、コロナ禍に苦しむ社会的弱者を支えるNPOへの寄付を呼び掛ける動画を制作した。他人の痛みに寄り添えるコロナ世代の心強い動きといえる。

この動画は、コロナ禍で経済的に厳しい状況に追い込まれている子どもたちや障害者、ホームレスらに手を差し伸べるNPOへの緊急支援を呼び掛ける、公益社団法人「日本フィランソロピー協会 」(東京都千代田区)のプロジェクトの一環として制作されたものだ。

動画制作は今年8月に始まった。マレーシアからの参加者も含め計70人の中高生が参加し、個人やグループごとに動画を制作した。

コロナ禍で行動が制約される中、支援対象のNPOの活動内容を詳しく調べ、オンラインの制作会議を重ね、およそ3カ月で完成させたという。

動画の長さは1分25秒。現在、22本の動画が公開されている(11月16日時点)。手書きのイラストや黒板、写真、英語を駆使したり、ジョン・レノンの「イマジン」を披露するユーチューバー顔負けの演出をしたりするなど、それぞれのNPO活動の社会的意義を広く知ってもらおうと、中高生らしい創意工夫を加えている。

今回の支援対象は、以下の5団体。
子どもの貧困問題に取り組む「NPO法人アスイク」 (仙台市)▽移動困難者を送迎する「NPO法人移動支援Rera」(宮城県石巻市)▽ 障害者を支援する「NPO法人ポラリス」 (宮城県山元町)▽精神障害者の自立支援を行う「認定NPO法人多摩草むらの会」 (東京都多摩市)▽入院中の子どもたちをサポートする「認定NPO法人日本クリニクラウン協会」(大阪市)。

各NPOへの寄付は動画を公開しているサイトからできる。サイトはhttps://www.philanthropy.or.jp/charitymovie/。寄付の受付終了日は2021年1月18日。

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また、このプロジェクトに参加した中高生が動画制作に込めた思いなどを語るオンラインイベントを12月5日(土)午後3時半~4時半、開催する。申し込みは不要で、日本フィランソロピー協会のフェイスブックのページから視聴できる。

同協会の担当者は今回のプロジェクトについて「中高生が『寄付』という行為にかかわることは、社会的なさまざまな課題に取り組むNPOの活動を知ることになり、社会性が身につくよい機会につながる」と話している。

【公益社団法人 日本フィランソロピー協会 】
1963年に設立。企業の社会貢献担当者を対象としたセミナー開催や、誕生日に命を授かったことに感謝し、寄付をしようと呼び掛ける「誕生日寄付」事業などを展開し、公正で活力ある心豊かな社会の実現を目指す。会員企業は129社。会長は浅野史郎氏、理事長は高橋陽子氏。

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