
郡山市の尚志幼稚園では、26日から安全装置のついたバスでの送迎を始めました。
子どもたちの命を守る安全装置は、前日にバス会社の担当者らが、約2時間かけて取り付けました。
安全装置は、バスのエンジンを切ると、車内に置き去りにしていないか点検をするように、注意を促すアナウンスが流れます。
「車内点検を行ってください。子どもは残っていませんか。」と、バスの後方にある点検ボタンを押すまで、このアナウンスが流れつづけます。
エンジンを切り、点検ボタンを押さずに10分が経過すると、「社内点検が完了していません。車内に取り残された人がいないか確認し、点検ボタンを押してください。」と、バスのライト付近に取り付けられたスピーカーで、周囲に危険を知らせます。
上村 拓馬記者「万が一、車内に取り残されてしまった場合でも、こちらのSOSボタンを押すことで車外に異変を知らせることができる」
園では、子どもたちに「バスで1人になったら赤いボタンを押す」ということを、徹底して教えていきたいとしています。
尚志幼稚園の金澤 右子教務主任は、「(これまでも)運転手と添乗の職員でダブルチェックはもちろんしていたが、さらに機械での安全安心というところで、保護者にとってもスクールバスのさらなる安心につながると期待している」と話していました。