バービーに毎月フラれそうだった僕が優等生発言より「本音」の重要性を知った瞬間

バービーに毎月フラれそうだった僕が優等生発言より「本音」の重要性を知った瞬間

  • 現代ビジネス
  • 更新日:2022/05/14
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好きだという気持ちを確認して、正式に恋人同士になったばかりの二人。それはラブラブ熱々のことでしょう。
2021年4月9日にバービーさんと結婚したつーたんさん連載4回目の前編では、職場の近くにロケにきたバービーさんの姿を見て思わずニヤけてしまうようなご自身のことを伝えてくれました。
しかし、実はこの頃のつーたんさんは、嬉しい気持ちと同時に、とてもネガティブな思いも抱いて悩んでいたのだといいます。それはどういうことなのでしょうか。

前編「バービーとお付き合いスタート!「ロケ先のバービー」の姿に思わずニヤけた僕の想い」はこちら

毎月のようにバービーにフラれかけていた

世間では、「付き合いたての頃が一番楽しい」なんて言葉をよく耳にする。しかしこの定説は、このときの僕には当てはまらなかった。もちろんポジティブな思い出もたくさんあるのだが、それと同じくらいネガティブな感情が記憶に刻まれている。僕が彼女と過ごしてきた時間の中で、最も1人で悩んだのはこの頃だったのかもしれない。

なぜなら、付き合いだした頃は毎月のように「私たちもう難しいかもしれない」「距離を置きたい」と彼女からフラれかけていたのだ。彼女に理由を問うと、いつも一貫していた。

「つーたんは、いつも優等生。共通点を探したいのに全然心を開いて素で話してくれていない様に感じてしまう。もっと、つーたんの個性や本音が知りたいよ」

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つき合いたてのころの「かーたん」ことバービーさん 写真提供/つーたん

そんなことをよく言われた。”本音”を求められた。僕には、彼女の言っている意味がよくわからなかった。彼女にはなんでも話せるし、優等生を心がけていたつもりなんて全くなかったからだ。優等生とは、彼女の言葉を借りると、立ち回りにそつがなく個性を感じられないという意味のようだ。のれんに腕押し状態とも言われた。

しかし彼女と何度も話していく中で、僕は人付き合いをする上で「相手に失礼のないように」ということばかりに囚われすぎていたと気がついた。

「つーたんは、話を投げかけると一度頭で考えて言葉を選んでから話すでしょ? もっと自然に素直にやりとりしたいよ」ともいわれた。確かに彼女の言う通りかもしれない。

人に嫌われることが怖かったんだと思う

人に嫌われることが怖いから、自分に自信がないから、無意識のリスクマネジメントとして、そつなく行動する。本当はもっと無邪気にはしゃぎたくても、発言したいことがあっても謎のフィルターがその本音を無色透明に濾過させてしまうのだ。相手に不快な思いをさせなければ、嫌われることはなかろうと優等生になりきっていたことで、人間としての面白みに欠如してしまっていたのだと思う。

彼女に言われるまで気がつかなかった。そして過度な配慮は、かえって相手に気を遣わせてしまうことにも遅ればせながら気がついた。これは恋愛においても友人関係においても同じである。親しくなるまで時間がかかるし、そう簡単に心を開く事ができない。これまでの恋愛を振り返ると、1年以上の交際をしたことがなく、こんなにも長く居続けられているのはかーたんが初めてだ。喧嘩になりそうな時には、向き合わず逃げるように別れを選んでしまっていた。

更に、期間があくと関係性も先祖返りしてしまう。そんな面倒な特性も兼ね備えていた。学生時代の友人と同窓会で再会した際は「当時はどんな自分で、どんなキャラクターで接していただろう」と必死に当時の記憶を呼び起こすことから、僕の同窓会が始まるのだ。そのため大人数での同窓会や飲み会は、今でもあまり得意でない。

確かに誰にでも良い顔をする優等生は、人に嫌われることは少ないし、初対面の相手にも”良い人”認定してもらいやすいのだろう。しかし、K点を超えるような迫力のある大ジャンプは生まれない。いつでも平均止まり。個性に蓋をして、平均点を目指しているのだから、それもそのはずだ。それではいつまでたっても、心で繋がるパートナーにはなり難い。そして自分に自信が持てる訳がない。

しかし当時は、彼女の一方的に突き放す様なお別れ宣告に、悲しさに加えて少なからず怒りを覚えることもあった。思いやりのつもりで口にした言葉に対して偽善者と言われたかのようで辛かった面もある。頭ではわかってはいる、変わりたい気持ちはあるけれど、この発言をしたら相手にどう思われるかを先に考え、反応をある程度想定してからでないと口に出せないという長年の癖はそう簡単には抜けない……。

思考にも行動にも表情にも刻まれてしまっていた。無意識というのが何よりも厄介だ。自分を良く見せようと故意に優等生になっていた訳ではないことを、彼女にはわかってほしかった。もう少しだけチャンスをくれても良いじゃないか。そう思うと、堰を切ったように、自分の想いが口を衝いて出はじめた。そして”彼女と一緒にいたい”という強い想いが謎のフィルターのキメを粗くしていった。僅かに色の付いた本音が少しずつ漏れ出るようになったのだ。

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つき合いたてのころ 写真提供/つーたん

「自分らしく生きられているのだろうか」

これだけはわかってほしいと必死に言葉を紡いだときは、「つーたんの本音が聞けて嬉しい」と彼女が受け入れてくれ、結果的にお別れを選ぶことなく、仲直りをすることができた。寒空の下、新宿駅南口で深夜2時過ぎまで話し合ったことも、様々な感情が入り混じり2人揃って涙することもあったけれど、彼女はいつも僕の微かな本音に耳を傾け続けてくれた。

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最初のデートも公園だった 写真提供/つーたん

そんなことを定期的に繰り返していたので、付き合いたての頃の僕は「自分らしく生きられているのだろうか」という自問自答が続き悩むことも多かった。一人バルコニーで缶ビールを飲みながら、人の流れをただただ眺め続けたこともあった。しかし彼女と会うたびに、彼女と様々な話をしていく中で、少しずつ「自分をそのまま出す」成功体験を積み重ねられたような気がした。

本音でぶつかっても受け入れてもらえるんだ。正しいか間違っているかはあまり重要ではない。特に恋愛関係においては、ありのままの自分を知ってもらって初めてスタートラインに立てるのかもしれない。気を遣ってばかりの無色透明の自分を好きになってもらっても、それは本当の自分ではないのだから。

肩の力が抜けて出てきた「本音」

僕が一人暮らししていたマンションのすぐ近くにある炉端焼きのお店に、2人でよく足を運んだ。ある日、カウンターで飲んでいると、席を1つあけて1人の男性が座った。このあとご家族が大集合するのか?と思うほどの料理を注文していた。左右のカウンターを埋め尽くすほどの量。

その様子をビールを片手に見守っていた僕が「1人であんなに食べるんだ」と彼女に投げかけた。ボソッと発した何気ないこの1言が、実は彼女の中で僕を見る目が変わるきっかけだったそうだ。

「なんだ、人の噂話もするんだ。初めて共通する感覚を持っていることがわかった気がして嬉しかった」

そんなことを言っていた。なぜその言葉が彼女の琴線に触れたのかは、当時よくわからなかったが、面白芸能ゴシップを見つけてはリンクを送り合うという共通の悪趣味をもつ今では少しわかるような気もする。

それからというもの、不思議と肩の力が抜けた様な感覚があった。やはり無意識のうちに力んでいたんだなと気づく。そして、初めて人と心で繋がれた様な気がした。自分そのものを認めてもらえたような気がして嬉しかった。彼女のおかげで、本音でぶつかることの大切さを学んだ。そして少しばかりの自信を身につけることができた。

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意識の変化は大きな変化に…2022年のつーたん&かーたん 写真提供/つーたん

変わることは誰しも怖いし、簡単には変われない。未だに初対面の人とご一緒する時には、謎のフィルターが見え隠れすることもある。でも自分にそういった一面があるんだと把握できてからは、もう一歩踏み込んでみよう! と思えるようになり、少しずつ意識の変化を感じている。

今見ている景色の角度をたった1度変えるだけでも、5年後10年後には想像し得なかった方向に行き着いているかもしれない。
過去と今の自分を否定することなく味方につけて、変化を楽しみつづけていきたい。

上述のとおり、僕はごくごく平均的な普通の人間である。彼女と出会わなければ自分の個性に気が付かず、こうして文章を書いて表現することなどまずなかっただろう。彼女には大いに感謝している。

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結婚1周年で沖縄旅行にいったときのプリクラ。気を遣ってばかりではなく本音をさらけ出せることの素晴らしさを、バービーさんとの出会いでつーたんさんは知った。そしてきっと、バービーさん自身もつーたんさんといることが自分らしくいられる場所なのだろう 写真提供/つーたん

【次回は6月14日公開予定です】

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