
夜や休日も仕事のことが頭から離れない……。気が付くといつも仕事に追われているような日々を過ごしていませんか? 今回は、そんな“仕事のしすぎ”を手放す秘訣をマキさんに教わりました。オンとオフの切り替えをしっかりつけて仕事の効率を上げていきましょう!
「仕事のもやもや」を取り払う仕組み作りを
テレワークが広まり、自宅でできる作業が増えて便利になった一方、いつも仕事に追われている気がして落ち着かない……という声も。“仕事のしすぎ”を防ぐには、仕事のことを忘れ、オンオフを切り替える時間を作ることが重要です。「オフの時間まで、あれはどうしよう、あれもやらなきゃ……ともやもや考えているのは、精神衛生上よくありません。いったん脳内から消すためにも、メールのフラグ設定やタスクリストを活用して、『これさえ見れば思い出せる』という状態を作っておきます」。いざ仕事に取りかかったときに、「何をすればいいんだっけ?」と迷う時間を省くことで、新しいことやインプットに取り組む余裕も生まれます。「いつも忙しそうな人には、周囲の人も声をかけづらいもの。ゆとりのある雰囲気を作ることが、仕事の幅を広げるチャンスにもつながります」
“いつも楽しそうな人”に仕事は舞い込んでくる
やるべき仕事は最低限に抑え、楽しそうな雰囲気を醸し出すことが大切。「そうすれば、新しい出会いやお誘い、おもしろそうな仕事も舞い込んできます」
マキさんのBEFORE & AFTER

やりたいことに時間を使うためにも、やるべきことは最低限の力で終えられるように工夫。「優先順位をつけ、迷わずに決断できる仕組みを作っておくと、時間を無駄にしなくて済みます」
効率アップのためにルーティン化していること
➊ メールの返信にフラグを立てる

意外と時間がかかるメールの返信は、フラグをつけて効率化。「あとで返信するメールやオンライン会議のURL、待ち合わせの住所などが入ったメールにはフラグをつけておくと忘れません。色別に分けておくとさらに効率アップ」
➋ チェックリストをつくる(ボーダーを決める)

手帳に「今月は最低限これだけやっておけばOK」というタスクを書き込み、終わったものから消していく。「ここさえ見返せばやるべきことがわかるので、他の時間は仕事のことを忘れられる。オンオフの切り替えにも有効です」
➌ パックしながら更新する

定期的な作業は、時間を決めてルーティン化するとスムーズ。「オンラインサロンの更新は、入浴後にパックをしている間に済ませます。10分以上かかると肌が乾くので、時間内に終わらせよう! とサクサク進められるのも利点」
お話を伺ったのは……

時産アドバイザー マキさん
シンプルライフ研究家。夫と2人の娘と暮らすワーキングマザー。SNSやYouTubeを通じて心地よく生きるための家事のコツを発信。
photograph : Keiko Ichihara text : Hanae Kudo
リンネル2023年10月号より
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