
肩を借りて引きあげるデスペラード
新日本プロレス「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」26日代々木大会の準決勝で、Bブロック1位のエル・デスペラードがAブロック2位のティタンに敗れ決勝戦(28日、大田区)進出を逃した。
ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのメンバー全員がセコンドについたティタンの気迫に、劣勢を強いられた。場外2階から約5メートルのダイビングボディーアタックを浴びるなど、なかなか主導権を奪えない。
さらにドラゴンスクリューで右足首を痛めたのか、思うような動きができないデスペラードは苦しい時間帯が続く。何とかスパインバスターで反撃に転じ、ヌメロ・ドス(変型マフラーホールド)に捕獲。しかしこれをカナディアンデストロイヤーに切り返されると、トルネードDDTからフットスタンプを浴びてしまう。最後はジャベ・インモルタル(変型鎌固め)に無念のギブアップ負けを喫した。
右足のリングシューズを脱いでバックステージに登場したデスペラードは涙を浮かべながらも「ティタン、すまんな。こんなものがなくてもお前が勝ってたよ。ありがとう」と勝者を称えた。今年こそ悲願の初制覇を誓っていたが、決勝戦を前に姿を消すこととなった。
この結果を受け今年のBOSJの決勝戦はティタンとマスター・ワトの組み合わせとなった。どちらが勝っても初優勝となる。
東スポWEB