球界ここだけの話 中日へ電撃トレードの涌井秀章は先発陣のリーダーになるのか 〝涌井塾〟で語った思い

球界ここだけの話 中日へ電撃トレードの涌井秀章は先発陣のリーダーになるのか 〝涌井塾〟で語った思い

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  • 更新日:2023/01/25
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中日・涌井秀章は自主トレで黙々と走りこんでいた

昨年11月に楽天から中日へ電撃トレードで移籍した涌井秀章投手(36)が千葉・館山市内で行う自主トレを取材した。

西武に入団しロッテ、楽天とパ・リーグの3球団を渡り歩き、今年でプロ19年目。通算154勝(37セーブ)を積み上げた右腕が大野雄、柳、小笠原、高橋宏ら好投手がそろう先発陣に加わった。

「引っ張っていこうとは思っていないです。いずれにしてもオープン戦で結果を残さないといけない。これまでの移籍したときもそうだったように、周囲からの視線はあると思う。でもマイペースで自分の調整をするのが一番強いかな」

自分のやるべきことを貫けば、おのずと結果はついてくる。ベテランの涌井が数字を残せば、若手への大きな刺激となることは間違いない。

「完投にはこだわりたい。みんなで3から5くらいやって、チームで30完投できればすごい。成績もついてくる。一人がやれば競争意識が生まれると思うから、一番初めにしちゃいたい」。先輩がやれば後輩たちもやらざるをえない。「そうなると思います」。涌井本人も自らの立場を理解している。

自主トレは西武、ロッテで主にトレーニングコーチを務めた大迫幸一氏に師事し、同氏が考える豊富なメニューを黙々とこなす。涌井のストイックな背中を追い、多くの若手選手が〝涌井塾〟で同じ時間を過ごす。

取材した日はDeNA・小園、西武・黒田、巨人育成の横川、木下、独立リーグでプレーする3選手が参加。涌井は自らを慕って集まった若手に知識を注入する。

木下とのキャッチボールでは「左足の上げ方が昨日と全然、違う。忘れちゃったの?」と指摘。これを受けて修正した木下の球を受けると「今日の1番」を意味する「キョウ1!」と声をかけ、次の球に「キョウ2」、「キョウ2・5」と続け、4球目がやや抜けると「あぁ、続けないと」と苦笑した。

一方で自分はピタッと姿勢が決まるフォームで、伸びのある球を投げ続ける。長年活躍してきたすごさを、技術の正確さと練習量の多さで伝えているようだった。

自身4球団目にして、初めてセ・リーグでプレーする。横浜高の偉大な先輩で、尊敬する松坂大輔氏も日本でプレーした3球団のうち、唯一のセ・リーグ球団は中日だった。

「縁? それは特に感じないけど…周りからはそう言われるんじゃないかな」。史上初の4球団目での最多勝もかかる。使命を背負った涌井の挑戦が始まる。(湯浅大)

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