鈴木あづさキャスター「声なき声を伝える」真実追求へ報道&小説の二刀流

鈴木あづさキャスター「声なき声を伝える」真実追求へ報道&小説の二刀流

  • 日刊スポーツ
  • 更新日:2021/05/02
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ペンネーム水野梓で小説「蝶の眠る場所」を執筆し作家デビューした日本テレビ鈴木あづさキャスター(撮影・江口和貴)

BS日テレ「深層NEWS」(月~金曜午後10時)の隔週金曜を担当する鈴木あづさキャスター(46)が、水野梓の筆名で社会派ミステリー小説「蝶の眠る場所」で小説家デビューした。

「蝶の-」は、テレビ局のドキュメンタリー番組の女性ディレクターが、すでに犯人に死刑が執行されている殺人事件を、冤罪(えんざい)だと証明していく物語。いじめ、犯罪者の家族の苦悩、LGBT等も描かれている。

鈴木キャスターは1999年(平11)に日本テレビ入社。現在は経済部デスクを務める。「NNNドキュメント」のディレクターも経験した。「テレビのニュースは、とにかく早く出すことが重要な使命の一つですが、ドキュメンタリー番組は事件のその後を描くことができる。『声なき声をすくい上げる』をコンセプトに、真実を明るみに出す。ドキュメンタリーは報道の神髄を表していると思います」と言う。

筆名の「水野」は東洋英和女学院で国語を教えていた祖母の姓から。「本の楽しさを教えてくれて、小説家になる夢を見るきっかけをつくってくれました。20年以上報道にたずさわり、フィクションでしか伝えられないことがあると思いました。真実に行き着くまでカメラを回し続けられずに、あと1歩で真実にたどり着けたのにという、もどかしさが募った。それで、その先を書けばいいんだと思って、書き始めました。人の無意識の中にある真実、それを書くのが小説なのかなと思っています」。

コロナ禍の1年間。弱い立場にあるものへの思いを強くした。「非正規、ひとり親とか、社会の弱いところにコロナ禍が襲いかかっている。そういう不条理だったり、声なき声を伝えるということをしていきたいと思っています」。

報道と小説の二刀流で、真実を追求する覚悟だ。【小谷野俊哉】

◆水野梓(みずの・あづさ)本名・鈴木あづさ。1974年(昭49)8月15日、東京都生まれ。早大在学中に米国オレゴン大ジャーナリズム学部に留学して卒業。帰国後、99年に早大文学部卒、日本テレビ入社。社会部、中国総局特派員、国際部デスク、ドキュメンタリー番組のディレクター、プロデューサーなどを経て、現在は経済部デスク。

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