川崎フロンターレのコンビネーション極まるゴール。脇坂泰斗のフィニッシュも光る

川崎フロンターレのコンビネーション極まるゴール。脇坂泰斗のフィニッシュも光る

  • Sportiva
  • 更新日:2022/05/14

サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー~

Question
ゴールキックをカットした川崎は、遠野大弥からどのように崩したか?

◆正解はこちら!【動画】Jリーグ第12節 清水エスパルスvs川崎フロンターレ ハイライト (川崎の先制ゴールのシーンは1分8秒~1分49秒)

J1第12節、清水エスパルス対川崎フロンターレが行なわれ、アウェーの川崎が2-0と完封勝利を収めた。

川崎は勝ち点を23とし、1試合未消化の状況で首位の鹿島アントラーズに勝ち点差2の2位と追い上げている。

試合の立ち上がりから主導権を握った川崎は、前半14分、脇坂泰斗が早々に先制点を奪う。

続けて32分には脇坂のアシストからマルシーニョのヘディングで加点し、前半で2点をリード。後半、攻勢に出る清水を抑え、そのまま2-0で試合終了となった。

今回は、脇坂の先制点のシーンをピックアップする。

前半14分、清水のゴールキックで権田修一のロングキックを、川崎の佐々木旭が片山瑛一との競り合いからカット。

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清水のゴールキックを奪い、遠野がボールを持ったあと、川崎はどのようにゴールを奪っただろうか

こぼれ球を遠野大弥が拾った次の瞬間、レアンドロ・ダミアンが鈴木義宜のマークを引き連れながら中央に入り、ファーサイドでは家長昭博が動き出している。

この状況で遠野はなにを選択して、川崎は清水の守備を崩しただろうか、というのがQuestionである。

Answer
レアンドロ・ダミアンから脇坂とつなぎ、家長とパス交換で脇坂がシュート

最初のポイントは、清水のゴールキック時のポジショニングだ。

ボランチの宮本航汰がアンカーの位置に下り、ホナウドが高い位置を取っていたことで中盤中央にスペースができ、さらにサイドバックも高い位置を取っているため、センターバックの両脇も空いてしまう状態だった。

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遠野は前線中央のダミアンへパス。落としを脇坂が家長とのパス交換からシュートした

前からプレッシャーに来る川崎に対して、権田は中央を避けてサイドへロングキックを蹴った。だが、佐々木にカットされて遠野に拾われると、中盤のスペースがさらされることになる。

ボールを拾った遠野が中央にマークを引き連れたダミアンへ浮き球を出すと、ダミアンは中盤のスペースにフリーで走り込んだ脇坂へチェストパス。

同タイミングに、ダミアンが鈴木を釣り出して作ったスペースに家長が走り込んでいた。脇坂はワンタッチで縦パスを入れて、そのままオーバーラップ。

縦パスをもらった家長は2人に囲まれながらボールをキープし、駆け上がる脇坂へ落とすと、脇坂はダイレクトでニア上へシュートを突き刺した。

川崎は、ゴールキックのボールを奪ってから、トランジション時に生まれる相手の急所となるスペースを的確かつ素早く突いた。川崎の見事なコンビネーションと、脇坂のクオリティの高いフィニッシュによる先制点だった。

篠 幸彦●文 text by Shino Yukihiko

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