
ファイザー社製ワクチンでは、コロナ収束へ向け、希望が持てる発表がありました。
世界で最も早いペースでワクチン接種が進むイスラエルの保健省が公開したデータによりますと、ファイザー社のワクチンを2回接種した人は、接種していない人に比べ、発症を防ぐ効果が95.8%に上がったということです。
さらに、発熱や呼吸困難を防ぐ効果は98%、死亡を防ぐ効果は98.9%ということです。
■高齢者接種など当初の予定がずれ込む可能性も
一筋の光が見える一方、接種のスケジュールに暗雲が立ち込めています。
優先対象となる医療従事者が、想定より約100万人増える見通しとなったため、高齢者の接種など、当初のスケジュールがずれ込む可能性が出てきたのです。
そのうえ、政府が確保したワクチンですが、第3便以降、いつ届くのか、めどが立っていないのが現状です。
当初、65歳以上の高齢者約3600万人へのワクチン接種は、4月の一斉スタートが想定されていましたが、極めて限定的になる公算が大きくなりました。