TBSの井上貴博アナウンサー(38)が19日放送の同局「サンデージャポン」(日曜前9・54)に生出演。第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準々決勝イタリア戦での大谷翔平投手(28=エンゼルス)のセーフティーバントについて「野球人生で最後のセーフティーバントだったんじゃないか」と持論を述べた。

TBS・井上貴博アナウンサー
大谷は「3番・投手兼DH」でスタメン出場。雄叫びを上げながら気迫を前面に出す投球で5回途中2失点。打っては3回、一挙4点の口火を切る意表を突いたセーフティーバントを決めて、準決勝の米国行きへと導いた。
井上アナは「高校野球でもあんなに言ってなかったと思う。きょうで終わってもいいやっていうくらいの気持ちなのかな。見てるこっちが心配になるくらい」と雄叫びピッチングを回想した。
さらに「大谷さんってすべてが、データと確率論に基づいてる。食事もそうで、血液検査で食べるのも決めている」と話し「それで考えると、多分ですけど、大谷さんの野球人生で最後のセーフティーバントだったんじゃないかな」と推測。「今シーズン、メジャーリーグではシフトが禁止されたんです。バントをする計算式にならないんです」と理由を説明し「そうやって見ると、あの映像はより尊く見える」と語った。