
今の時代、職場や家族に隠れて「副業」をしている人は多いだろう。しかし、副業禁止の職場なのに副業していることが明るみに出たら、処分を受ける可能性もある。

Biz Hitsが副業経験者294人に「副業がバレた理由」についてアンケート調査を実施した結果、副業が誰にバレてしまったのか聞いたところ、ダントツで多かったのは、上司・同僚や人事総務・経理担当者などの「会社関係者」だった。「同僚の家族にバレた」という回答も複数あった。
次に多かったのは「家族」。職場の同僚や家族とは一緒にいる時間が多いので、バレる確率も高そうだ。
また取引先の社員や、恋人・友人にバレてしまったという人もいた。
副業がバレた理由ランキング
「副業がバレた理由」について聞いた。回答が多かった順に7位までをランキング形式で紹介しよう。

最も多かったのは、お店で働いているところなど「副業しているところを見られた」で。2位は「PCに副業関連の画面を表示したまま、離席してしまった」など、PC・スマホを見られてバレてしまったというパターン。
1位と2位は、ごまかそうと思っても言い逃れができないだろう。
副業を内緒にしていた理由ランキング
続いて「なぜ副業を内緒にしているのか」聞いてみた。
1位は「職場が副業禁止だった」。ルール違反をした場合、職場によっては注意だけで済まず、減給や解雇という処分もありえる。
2位以下には「イメージが良くない」「稼いでいると知られたくなかった」「秘密にしたい仕事内容だった」が入った。
副業がバレて困ったこと
最後に「副業がバレて困ったことはなんですか?」と聞いたところ、回答は以下のようになった。7位までをランキング形式で紹介しよう。

全体的に答えが割れた結果、1位は意外にも「困ったことはない」だった。副業禁止の職場でも「本業に支障がなければOKとされた」「今のところ、内緒にしてもらえている」など、「困ったことはない」と答えた人が多数いた。
一方で2位以下には「副業を辞めることになった」「職場で怯えるようになった」などの回答がランクイン。
また8位以下には「退職することになった」「処分を受けた」「評価・昇進に影響した」など、重大な影響があったという回答も。
まとめ
副業がバレた経験のある人にアンケートを行った結果、副業がバレた相手は「会社関係者」が72.1%でダントツだった。副業がバレた理由1位は「副業しているところを見られた」で、「副業先のお店に知り合いがやってきた」というパターンが目立つ。
副業を内緒にしていた理由は「職場が副業禁止だった」で、職場のルールを破っていた人が多いとわかった。
ただ「副業がバレて困ったことは?」と聞くと、意外にも「なし」が1位。一方で副業がバレて「退職することになった」「処分を受けた」「嫌がらせを受けるようになった」など、深刻な事態に陥った人も少なからずいた。副業はルールを守った上で安全に行いたいものだ。

調査概要
調査対象:副業がバレた経験のある人
調査日:2021年3月10日~24日
調査方法:インターネットによる任意回答
調査人数:294人(女性153人/男性141人)
構成/ino.