東京農業大、昆虫食品クロステックコンソーシアム「ネオアクシス」始動 昆虫食品産業全体の活性化へ

東京農業大、昆虫食品クロステックコンソーシアム「ネオアクシス」始動 昆虫食品産業全体の活性化へ

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  • 更新日:2021/10/14

東京農業大学は、昆虫食品研究開発クロステックコンソーシアム「ネオアクシス」が、高崎経済大学・飯島明宏教授と東京農業大学・佐々木豊教授により共同提案・設立されたことを発表した。

昆虫食品産業全体の課題整理や企業・団体の連携支援、教育・研究を中心とした情報発信と社会理解などを目指すという。

ネオアクシスは、様々な分野の技術(X-tech)のシナジーによって持続可能な新しいフードサイクルの実現を目指す、オープンイノベーションの舞台。

昆虫をハブとした、新しい農業システム、資源・エネルギー循環、フードサービスの融合と、それらの社会実装に必要な枠組みについて探究し、食と環境をめぐる諸課題を解決に導くための「NeoAxis(新機軸)」となることを目指しているとのことだ。

いかにオープンに、そして昆虫食品産業全体の活性化に向けて責任のある取り組みができるかが問われるとし、賛同する多くの企業・団体・研究者の参加を募集しているという。

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「日本における昆虫食品産業の問題・限界」

近年昆虫食が注目されており、今後の人口増加、食料・エネルギー・環境問題を解決する大きなキーワードだからであるという。

環境教育が浸透している欧米を中心に昆虫食品が認知・一般化されつつあるが、日本では昆虫食文化があったものの、まだ一般食品として浸透しておらず、昆虫食・昆虫代替タンパク質市場は決して大きくないとのことだ。

SDGsやSociety5.0の新事業としても昆虫生産・食品開発などは様々な企業・団体に注目されているが、日本ではビジネスに見合う市場規模・産業として成り立っておらず、課題が多いのが現状。

これまで多くの企業・団体、研究機関が昆虫食や昆虫代替タンパク質に取り組んできているが、日本における新産業として成り立たせるためには制度や技術開発、社会理解に課題が多く、どうしても欧米に比べて認知も進展も十分でなかったとしている。

「クロステック」「オープンイノベーション」で未来を切り拓く

高崎経済大学・飯島明宏教授はFUTURENAUT、東京農業大学・佐々木豊教授はうつせみテクノをそれぞれ立上げ、複数企業・団体と協力して活動。

現状を大きく打破・産業の活性化を果たすためのキーワードは、「クロステック」と「オープンイノベーション」であるとの共通認識を持ち、今回、昆虫食品産業のための開かれたコンソーシアムを設立。

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多くの企業・団体・研究者の力で日本における新産業の創出と加速をはかることにしたとのことだ。賛同する企業・団体のうち、特に設立に協力する機関は以下。

<設立協力機関>
飯島明宏(高崎経済大学)、佐々木豊(東京農業大学)、櫻井蓮(FUTURENAUT)、秋山大知(うつせみテクノ)、伊藤忠食糧、太陽グリーンエナジー、RON、群馬県産業経済部(未来投資推進室)

「タスクフォース」「研究開発プラットフォーム」

各社の取り組みやネットワークは知財などの関係から直ぐにはオープンにできないが、制度や社会理解などは共通性があって多くの立場からの開かれた議論が必要であるという。

この観点から、タスクフォース(以下、TF)を設置し、会員間に共通する重要課題に対し総力を挙げて解決に取り組む熱源に。

設立時は6つのTFがあり、TF1:資源昆虫定義、TF2:食品ロス由来飼料規格の標準化、基準調和、TF3:GAP(グローバルGAP)対応、TF4:食品衛生規格の標準化、GMP・HACCP対応、TF5:ビジネスモデル・ブランディング・マーケティング、TF6:情報発信、教育・啓発、学術交流・研究会)を掲げ、制度に関しては特に他の昆虫食品プラットフォームとの整合性・連携を前提とする予定であるとのことだ。

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「アグリテック」「うつせみテクノ×東京農大研究開発プラットフォーム」「地域新産業創出・活性化へ」

東京農業大学・佐々木豊教授はフードテック・アグリテックという視点から、昆虫日本農業を目指している。

特に日本における昆虫フードチェーンのボトルネックをなくすように、1.食品ロス飼料設計・開発、2.スマート生産、3.エネルギーハイブリット生産、4.加工粉末/オイル抽出/新産業展開などに重点的に研究開発を進める予定。

また、上記参画企業の他、ウム・ヴェルト、ハイジェント、陸えびJAPAN、ミダックホールディングス、ヤタローグループらとともに、山形・新潟・山梨・岡山・福岡・兵庫・静岡・埼玉県といった地域新産業創出・活性化も含めて検討を進めているという。

また、学術的な進展のため研究部会なども検討しており、東京農業大学・バイオロボティクス研究室は、高崎経済大学・環境データサイエンス研究室、新潟大学・農業システム工学研究室、東京大学・生物機械工学研究室らと協力し、更に学術的な広がりを模索していく予定であるとしている。

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「ネオアクシス」は、昆虫をハブとした、新しい農業システム、資源・エネルギー循環、フードサービスの融合と、それらの社会実装に必要な枠組みについて探究し、食と環境をめぐる諸課題を解決に導くための「NeoAxis(新機軸)」となることを目指しているとのことだ。

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