炎天下でも30分溶けない! “偶然”が生んだ新潟の新名物候補『おってぎアイス』

炎天下でも30分溶けない! “偶然”が生んだ新潟の新名物候補『おってぎアイス』

  • ラジオ関西
  • 更新日:2022/08/06

真夏に食べるアイスは格別においしいものですが、暑さですぐにポタポタと溶けて手にかかってしまう……という困った経験も多いのでは?

【写真】カップに「美人」が描かれています 溶けないと話題の『おってぎアイス』

そんな悩みを解決!? 今、炎天下に30分放置しても溶けない『おってぎアイス』という名前のアイスキャンディーが人気を博しています。

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話題の「おってぎアイス」

Tiktokの動画をきっかけに瞬く間に全国で話題となり、店の喫茶のみでの販売にもかかわらず、土日には、想定の5倍を超える売上を記録しているとのこと。

考案・開発したのは、今年で創業218年目の新潟の老舗和菓子店「乙(きのと)まんじゅうや」(同県胎内市)です。取締役の久世さんに、不思議なアイスの誕生のきっかけや、やさしい味わいのヒミツなどを聞きました。

■30分経っても溶けない『おってぎアイス』 誕生のきっかけは”偶然”
米どころ・新潟県の中にあって、胎内市の特産は“米粉”。久世さんは「アイスに米粉を混ぜて、まんじゅうのようなモチモチ食感と、アイス(キャンディー)のサクサク食感が合わされば、唯一無二の“クセになる食感”になるのでは?」と考え、開発に取り掛かりました。

そして、どのくらい溶かせばベストな「モチサク食感」になるのか、いろいろと試す中で動画を撮影していたある日。検証していたことをうっかり忘れて、そのまま30分以上放置。気付いて戻り、恐る恐る持ち上げてみると……なんと、アイスは溶けていなかったのです!

その動画をお店のtiktokアカウントにアップしてみたところ、若者の間で脚光を浴びたのが今年6月のこと。その後、あっという間に人気商品になりました。

@kinotomanjuya当店のオリジナルアイスです🍦#おってぎアイス#乙まんじゅうや#新潟県#不思議食感#モチサク#アイス#夏に食べたい♬ 10 Things I Hate About You - Leah Kate

ちなみに、検証の結果、ちょうどよいモチサク感を味わうには、2~3分ほど溶かしてから食べるのがベストと判明。完全に溶けた状態でも、ババロアのようなぷるぷるの食感に留まって、水のように液体になってしまうことはないのだそうです。

■「いくらでも食べられる!」と評判 甘さ控えめなさっぱりとした味わい
おってぎアイスのフレーバーは糀(こうじ)・茶・芋の3種類。最近特に人気なのは「茶」味。新潟県村上市特産の茶葉をたっぷり使用しています。苦味が抑えられている一方で香りは強く、子どもにも人気なのだとか。3種類とも甘みは控えめ。暑い日も、さっぱりとして食べやすく、来店客の中には「いくらでも食べられる!」という人も多いそう。

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■「お疲れさま」の思いが込められたネーミング
気になる「おってぎ」という名前は、「お疲れさま」という意味の新潟の方言に由来。乙まんじゅうやは、胎内市の観光名所「乙宝寺」の門前にあるため、江戸時代から、「参拝お疲れさま!」という気持ちをこめて、参拝客に甘いお菓子をふるまっていたのだそう。

溶けない特性を生かして、乙宝寺を参拝がてら食べ歩きする人も多いおってぎアイス。食べるスピードが遅い小さな子どもにも安心ということで、幅広い世代から大好評のようです。

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『おってぎアイス』は、乙まんじゅうや店頭で販売中。価格は300円(税込み)です。現在は店頭のみでの販売ですが、今後お土産発送用の許可が降りれば、全国への発送も検討するとのことです。

新潟・胎内市に立ち寄ったときは、モチサクな新食感で、疲れた体を癒やしてみてはいかがでしょうか。

(取材・文=みねほのか)

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