立民 独自候補断念/青森県連幹事会 自主投票を決定/知事選

立民 独自候補断念/青森県連幹事会 自主投票を決定/知事選

  • Web東奥|東奥日報社
  • 更新日:2023/03/19
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幹事会後の会見で、自主投票の理由を説明する田名部代表(中央)

立憲民主党県連は18日、青森市内で幹事会を開き、次期知事選(5月18日告示、6月4日投開票)への独自候補擁立を断念し、自主投票とすることを決めた。告示まで2カ月となる中、候補者を発掘できず、党関係者が4月の統一地方選に集中できるよう結論を出した。県連内には、立候補を表明している青森市長の小野寺晃彦氏(47)と前むつ市長の宮下宗一郎氏(43)それぞれを支持する動きがあり、田名部匡代代表は「全ての意見を尊重するため」と自主投票とする理由を述べた。

幹事会は青森市のアップルパレス青森で冒頭を除き非公開で行われた。終了後の記者会見で、田名部代表は「(県政野党第1党としての)選択肢を示したいと擁立に向けて努力してきたが、残念ながら今の段階で具体名を出せず、次のステップに進む」と説明した。

11日の役員会では小野寺氏、宮下氏のどちらかを支援するべき-など複数の意見が上がったため、衆院青森県総支部ごとに意見を集約。3総支部いずれも自主投票でまとまったという。県連としては特定の候補者を支援しないが、党員・サポーターの意思表明や活動は制限しないとした。

立民県連は昨夏の参院選青森県選挙区で田名部代表が大勝した勢いに乗り、独自候補擁立を模索したが、人材不足もあり選考は進まなかった。

旧民主党勢力としては、2015、19年に続き3回連続で知事選への候補擁立見送りとなる。田名部代表は「本当に力不足。統一選などで地方議員を増やし、足腰を鍛えていくことが大事だ」と述べた。

幹事会ではこのほか、県議選八戸市区(定数8)の出馬に向け、新人・高畑紀子氏(59)の公認を党本部に申請することを決めた。高畑氏は衆院選候補予定者に当たる党県第2区総支部長を辞任した。

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