
準決勝の実況を担当するTBSの初田啓介アナウンサー
21日に行われる第5回ワールド・ベースボール・クラシックの準決勝、日本-メキシコ戦を実況するTBSの初田啓介アナウンサー(52)が18日、決戦の地となる米マイアミに旅立った。
日本が連覇を達成した2009年の第2回大会では、優勝直後にドジャー・スタジアムのグラウンドで決勝打のイチロー選手のヒーローインタビューを担当。不振の中で結果を残したレジェンドは「僕は持ってますね」「ほぼイキかけました。サーセン」などの名言を連発した。
初田アナは当時、試合前の円陣でイチロー選手が「世界一、行くぞ!」と叫んでいたことを回想し「宣言通りに世界一のトロフィーを掲げたイチロー選手にグラウンド上でマイクを向けると、『神が降りてきました』という言葉が返ってきました。重圧と戦いながら目標を成し遂げた選手の表情と言葉は輝いていました」と話した。
その09年以来の世界一まであと2勝。日本シリーズや東京五輪の野球競技など、大舞台を担当してきたベテランは「夢に向かってつき進む選手たちの姿を、精一杯実況します」と意気込みを示した。