
大谷翔平と話す栗山英樹監督
第5回WBCで5大会連続のベスト4進出を果たした野球日本代表・侍ジャパンは18日(日本時間19日)、米フロリダ州マイアミのフロリダ国際大学施設内で渡米後初めてとなる全体練習を行った。
強い日差しが照りつける中、気温は27度。30人の全メンバーはメキシコとの準決勝(21日=ローンデポパーク)を2日後に控えて約1時間半、入念に汗を流した。
この日はメキシコ戦での先発が予想される佐々木朗希投手(21)がブルペン入りし、32球を投じた。準決勝でブルペン待機する山本由伸投手(24)も佐々木とともに並んで投球練習を行い、23球を投げ込んだ。
練習後の栗山英樹監督(61)は、ブルペン入りした佐々木と山本の調整具合について「人がいっぱいいる中でかなり投げづらかっただろうが、そういう中で自分の調子でちゃんとやってくれた」と満足そうに目を細めた。
一方、練習中は大谷翔平投手(28)とじっくり話し込む様子も見られた。そのシーンに関して質問された指揮官は「話してた?」とトボけながらも「まあまあ、そのうちゆっくりと」とだけ話すにとどめた。メキシコのギル監督は日本戦で左腕サンドバル(エンゼルス)を先発マウンドに送ることを明言しているだけに、チームメートの大谷から何らかの情報をあらためて聞いていたのかもしれない。
そのサンドバルを「投げっぷりがいい」と評した栗山監督は「相手にすると嫌」とも補足。メキシコ代表チームの印象を問われると「本当にいい選手が何人もメジャー組の中にいる。勢いもある。しっかりと分析しながらできる限りのことをやっていく」と述べ、あらためて気を引き締め直していた。
東スポWEB