【甲子園】プロ注目の京都国際・森下瑠大、春辞退で近江・山田が発奮材料に 全国制覇の夢託す

【甲子園】プロ注目の京都国際・森下瑠大、春辞退で近江・山田が発奮材料に 全国制覇の夢託す

  • 日刊スポーツ(野球)
  • 更新日:2022/08/06
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一関学院にサヨナラ負けを喫し、整列する森下(右から2人目)ら京都国際の選手たち(撮影・江口和貴)

<全国高校野球選手権:一関学院6-5京都国際>◇6日◇1回戦

プロ注目左腕の京都国際・森下瑠大投手(3年)が初日に散った。

第104回全国高校野球選手権が開幕し、3試合目の一関学院(岩手)戦に先発して3回4失点。チームは延長11回サヨナラ負けで力尽きた。コロナ禍により、センバツを辞退する悲運を味わって帰ってきた甲子園で、昨夏の4強超えはならなかった。盟友の近江(滋賀)山田陽翔(はると)投手(3年)に日本一の夢を託し、自身はプロ志望を宣言した。

◇   ◇   ◇

京都国際・森下は表情を変えず、一関学院の校歌を聞いた。待ち望んだ1年ぶりの甲子園だったが「全然ダメでした。自分が打たれて流れが悪くなった」。3回46球で4失点。仲間が8、9回で4点差を追いつく粘りを見せたが、エースは右翼で高校野球を終えた。

初回がすべてだった。3連打と三塁打で1-3と逆転された。変化球が上ずり、直球頼みに。「全員スイングが鋭かった。直球が真ん中に入った」。3回は先頭への四球から1失点。最速は自己最速に3キロ届かない140キロ。試合後、左肘の張りを感じたという。5月に痛め、何とか京都大会終盤に間に合わせたが、万全ではなかった。

今春のセンバツは、開幕直前のコロナ禍で出場辞退の悲運を味わった。その代替で出場した近江が準優勝。同じエースで4番の山田との交流が深まった。近江の存在は、どん底にいた京都国際の発奮材料にもなった。森下は連絡を取り合う盟友に「僕たちはもう日本一を取れない。あとは任せると伝えたい」と全国制覇の夢を託すつもりだ。

進路は「プロ1本になると思う」ときっぱり。NPB12球団の関係者が見守っていた。オリックス牧田編成副部長が「センスは魅力だし、将来が本当に楽しみ」と話したように、この日の投球で評価が大きく変わることはなさそうだ。

「プロに行くために京都国際に入って、3回も甲子園(の土)を踏ませてもらった。経験を生かして、将来は侍ジャパンに入りたい」。何度も挫折を味わってきた左腕は、ここからまた大きくなる。【柏原誠】

▽京都国際・小牧憲継監督(39) 森下はもう少しいい状態で投げさせたかった。初日なので彼の経験値にかけた。チームは前に進めない時期が長かったけど、彼らの甲子園に戻りたい気持ちが突き動かしてくれた。本当に成長してくれた。

▽京都国際・平野(9回に一時同点の2点中前打)「最後の夏なので、楽しまないと損と思っていた。打席に立つ前にみんなが声をかけてくれて、後押しがあったので打てたと思う」

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